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ワインQ&A

皆様から寄せられた「疑問」「質問」に
〈Francesco〉がお答えします

ワインに関するお問合せメールは
⇒ こちら までお願いします

 

1 シャンパンとスパークリングワインの違いってなに?
   ⇒ シャンパン製法ってどんな方法?
2 ワインの保存ってどうすればいいの?
3 ワインの飲み頃温度はどうやって決めたらいいの?
4 アロマとブーケ、この違いってなに?
5 スーパー・トスカーナってどういうワインなの?
6 裏ラベルに書いてある「亜硫酸塩」って無害ですか?
7 フルボディとミディアムボディの区別の仕方は?
⇒ ワインが『重い』とか『軽い』とか、どういう意味…?
8 「ガンベロ・ロッソ」ってなんですか?
⇒ ガンベロ・ロッソ オスカー賞ってなに?
9 「ギィド・アシェット誌」って一体どんな本…?
10 どんなワインでも瓶は横にしておいたほうがいいの?
11 ボジョレー・ヌーボーと“普通の”ボジョレーの違いは?
12 「貴腐ワイン」っていったいなに?
13 イタリアワインの「アマローネ製法」ってなに?
14 イタリアワインの「リパッソ製法」ってなに?
15 「ヒュー・ジョンソン」ってなに者?
16 アイスワイン(アイスヴァイン)ってなに?
17 クリュ・ブルジョアってなに?
18 「セカンドワイン」ってなに?
19 ヴィエイユ・ヴィーニュ(Vieilles-Vignes)ってなに?
20 「ヴェロネッリ」ってなに?
21 イタリアワインの「クラシコ」ってなに?
22 スクリューキャップのワイン
23 ワインのダイアモンドってなに?
24 シェリー酒ってなに?
25 ワインの澱(おり)って飲んでも大丈夫?

 

 

[No.1] シャンパンとスパークリングワインの違いってなに?
結論から言うと、シャンパンと名乗れるのは
 
(1)フランス シャンパーニュ地方産の発泡性ワインだけ
(2)しかも数多くの法的条件をクリアしたもののみが許されています。
つまり〈スパークリングワイン=シャンパン?〉という答えは“×”になります。 
 
日本では“シャンパン”あるいは“シャンペン”と言いならされていますが、フランス語の発音は産地名と同じシャンパーニュです。
これはもともと「シャンパーニュ地方のワイン」とよばれていたものが省略されて、「シャンパーニュ」とよばれるようになったものです。
 
そのため、シャンパーニュ地方以外でつくられた発泡性ワインを「シャンパンまたはシャンパーニュ」とよぶことはできません。
 
●ヴァン・ムスー(シャンパーニュ地方産以外の発泡ワイン)・・・フランス
●スプマンテ・・・・イタリア
●シャウムワイン(ゼクト含む)・・・・ドイツ
●エスプモーソ(カヴァを含む)・・・・スペイン
 
などは、スパークリングワインと総称されて、シャンパン(シャンパーニュ)ではありません。
でも、中にはシャンパーニュではないものの、シャンパンと全く同じ製法(瓶内二次発酵法)で造られたスパークリングワインもあります。
基本的にはシャンパーニュよりリーズナブルで、気軽に楽しめるものが多く、〈Francesco〉もとっても重宝してます。
 
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[No.1付録] シャンパン製法ってどんな方法?
シャンパン製法は別名『瓶内二次発酵法』と言われ、人工的に炭酸ガスを加えて造る安価なスパークリングと違い、全く自然な方法であのきれいな泡立ちが造られます。 
製法を簡単に説明すると下記の様になります。 
 
〔1〕通常の製法で白ワイン(ロゼワイン数%含む)を醸造します。 
〔2〕できたワインに少量の酵母と蔗糖(リキュール・ド・ティラージュ)を加えます。
〔3〕〔2〕のワインに王冠をし、地下セラーで瓶内二次発酵がゆっくりと始まります。
この時、瓶の中で蔗糖は酵母の働きでアルコールと炭酸ガスになり、この時に生まれる炭酸ガスこそ、
シャンパンのあの気泡なのです。

〔4〕その後3~5年の間熟成が行われ、その間に酵母の自己分解による独特の風味が加わります。
また、キメの細かい泡持ちのよい性質が生まれます。
〔5〕瓶内二次発酵で溜まったオリ(酵母カスetc.)は数ヶ月間かけて瓶を倒立状態にし瓶口に集められます。
この作業は“ルミュアージュ”と呼ばれています。
〔6〕瓶口に集められたオリは瞬間的に冷凍され、熟練したシャンパン職人によって取り除かれます。
この作業は“デゴルジュマン”と呼ばれています。
〔7〕デゴルジュマンの際、オリを取り除くことによって目減りした分を補う作業が行われます。
この作業は“ドサージュ”と呼ばれています。
〔8〕以上の細かい行程を経て、1本1本手作りでシャンパンが製品化されていきます。


     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 
シャンパンの名称は使えなくても、シャンパン製法で造られた産地のワインも数多くあります。
特に知られているのが… 
 
 ①スペインの“CAVA”(カヴァ)
 ②ドイツの“Sekt b.A.”(ゼクト・ベー・アー)の一部
 ③フランスの“Vin Mousseux”(ヴァン・ムスー)や“Cremant”(クレマン)の一部
 ④イタリアの“Metodo Classico”(メトード・クラシコ)
 
などがあります。

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[No.2] ワインの保存ってどうすればいいの?

ワインの保存場所について「温度」とか「湿度」とかを管理するように雑誌やテレビなどで色々言っていますが、カビの生える様な所でないと本当にいけないのでしょうか?

これについては、人によって諸説がありますが、よく言われる保存条件の中で優先して守らなければならないのは『直射日光』と『強い振動』を避けることだと思います。

最近、購入される方が増えてきた“ワイン用冷蔵保存庫”があればベストなんですが、そうそうン万円、ン十万円もするものをホイホイと買うわけには行かないのも事実です。(-_-メ)
こういった場合、、温度や湿度は『可能な限り』理想(15度・70%)に近づければよいのです。

2000円くらいまでのデイリーなワインで、若いうちに飲むタイプのワインなら神経質にならなくても大丈夫。(^^♪
家庭用冷蔵庫は扉の開け閉めの度に温度変化が起こるので長期の保存には向きませんが、1週間~2週間程度ならほとんど影響はありません。
とはいえ振動は極力避けたいので、ドアポケットに入れるのはやめておきましょう。
いれるなら“野菜室”がベターとおもいますが、くれぐれも“臭い移り”にはご注意ください。

  〓〈Francesco〉のお薦め方法〓

一方、大枚をはたいたワインやヴィンテージの古いワインや、デイリーなワインでもすぐに飲まないという場合は・・・
(1)発泡スチロールの箱に入れる  又は、
(2)料理用のラップでボトルを包み、さらに新聞紙etc.を巻いて押入れや家の中で最も北側の日の当たらない所に保管する
ことをおすすめします。
また、ワインは横に寝かせて保存されるのがベターでしょう。(^.^)

 
ちなみに、(1)(2)を行った場合でも、できれば
ふた夏を越す前に飲みたいものです。

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[No.3] ワインの飲み頃温度はどうやって決めたらいいの?

「赤ワインは室温で…」
これはワインの飲み頃温度を示す時によく用いられるている表現です。

 

でも、四季のある日本では同じ室内でも夏と冬の温度差は30度前後違うので、「室温で飲む」と言ってもとんでもない温度になってしまいます。
この“室温”は、おおよそヨーロッパのワイナリーの地下セラーや石造りの部屋の室温を指していて、15~18℃の範囲を表しています。

 

つまり、同じワインでも温度が違えば味わいも大きく違って感じられてしまいます。
温度が高すぎれば一般的に味に締まりがなくなり、冷やしすぎればまろやかさが失われ、香りの立ちが少なくなります。

 

渋味があって味のしっかりした熟成タイプの赤なら18℃前後、夏の暑い日では、冷蔵庫で30分程度冷やした状態です。
同じ赤でも軽くてフルーティなタイプはもう少し冷たく15℃前後、ボジョレー・ヌーボーのような若飲みタイプだと10~12℃ぐらいがベターです。
(冷蔵庫で1~3時間程度)

 

白ワインは一般にドライなタイプで10℃前後が飲み頃ですが、これもコクのあるタイプかさっぱりタイプかで2~5℃くらい上下します。(冷蔵庫で3~4時間程度)
甘味のあるタイプやさっぱりした酸味の多いタイプ、またガスを含んだスパークリングワインは5℃くらいに冷やすとおいしく召し上がっていただけます。(冷蔵庫で6~8時間程度)

 

ちなみに急いで冷やしたい時には氷水を使うのがベスト。ワインボトルを肩までつけておけば10~30分程度で冷えますのでとっても簡単に、しかも美味しくワインを召し上がっていただけます。

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[No.4] アロマとブーケ、この違いってなに?

ワインの香りを表現するときに使う「アロマ」と「ブーケ」、たいていゴチャゴチャに使われている場合が多いですよね。

 

大きく分けてワインの香りには、その葡萄が本来持っている香りと、樽や瓶で熟成して生まれる香り(熟成香)とがあります。

葡萄が本来持っている香りを【アロマ】と呼び、熟成香を【ブーケ】と呼びます。

 

ちなみに、アロマはギリシャ語のアローム(香り)、ブーケはフランス語の花束に由来します。

 

私なんぞは、アロマを表す時に“果実の香り”をよく用いますし、ブーケを表す時には“バニラや花、木の実、蜂蜜”など様々な言葉で表現します。
ある有名なソムリエは“なめし皮の香り”や“トリュフ”なんていう言葉も使っています。

 

『この表現でないといけない』というきまりはありませんので、ご自分の感じたままをMEMOされておくと、後々ホテルなんかでワインをオーダーする時に自分の好みをソムリエに伝えやすくなるという特典?もあります。!(^^)!

 

栓を開けてワインをグラスに注いだら、まず香りから楽しむのが“ツウ”ってもんです。>^_^<

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[No.5] スーパー・トスカーナってどういうワインなの?

イタリアには、非常に厳しく、また細かに規定されたワインに関する法律がありますが、それにしばられずに造られたワインを「スーパートスカーナ」または「スーパータスカン」と呼ばれています。

 

この「スーパートスカーナ」はトスカーナ地方産の高品質ワインであることはもちろん、格付け的にはワイン法にしばられずに、VDT(テーブルワイン)やIGT(地酒みたいなカテゴリー)に属しているワインを指しています。

 

簡潔に言うと、いくら品質が良くて、美味しくて、人が喜ぶワインを造っても、ワイン法の規定通りのワインが造れなかったら、DOCGやDOCを名乗る事は許されず、ランク(格付け)は下位に属されてしまう、ということなのです。

 

でも、このようなワインの「真の実力」を認めた英語圏のワインライターたちは、普通のVDT(テーブルワイン)やIGT(地酒みたいなカテゴリー)とは区別して、「異端児トスカーナ」と呼ぶ代わりに「スーパートスカーナ」という言葉を使い、それがまたたくまに世界中に広がったというわけなのです。

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[No.6] 裏ラベルに書いてある「亜硫酸塩」って無害ですか?

リンゴを切ると、その切り口が茶色くなり味も落ちてしまいます。
これは果物に酸化酵素が含まれているからです。塩水に漬けるのはその変質を防ぐためで、この場合、この「塩水」が酸化防止剤の役割を果たしているわけです。

 

ワインに使われる亜硫酸は硫黄を燃やすだけで簡単にできる手軽なガスで、古代ローマ時代から壺などの容器の殺菌用に使われてきました。
ワインに使う場合は、発酵前に酵母以外の有害な微生物の活動を抑えたり、アルデヒドの様な不快な香りの成分を除く役目を果たしたりしています。

 

また、オリ引きの際や、瓶詰め後における酸化を防ぐことも大切な役割です。
亜硫酸を使わずに造ったワインは変質しやすいため、中世以来世界中のワインに酸化防止剤としてこの亜硫酸塩が使われています。

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[No.7] フルボディとミディアムボディの区別の仕方は?

これはとっても難しいご質問ですね(^^ゞ
単純に行ってしまうと、“フルボディ”は渋味が強い赤ワインで、“ミディアム”は渋味が中程度の赤ワイン・・・
と、分かったような、分からない様なご説明になってしまいます。(+_+)

 

Wine Gloriousホームページのミディアムボディとかフルボディの表示は全て〈Francesco〉の「感覚」で表示していまして、私自身ある一定の基準を持っていまして、試飲した時の印象から判断しています。
つまり、試飲した赤ワインがコク・渋味・余韻等が濃厚に感じた時はフルボディ表示します。コク・渋味・余韻等が濃厚に感じても、全体のバランスが軽めに感じるとミディアム表示します。

 

ただ、“赤ワイン”といっても産地や用いる葡萄、気候条件etc.などによって“味わい”は微妙に変わりますので、例えば〔フルボディ〕表示したワインでも〔味わい〕はそれらの条件で変わります。
また、食事と共に飲む場合などは、その食材によっても左右されますので、また違った印象を受けたりもします。

 

手っ取り早い方法は、ご自分の好きな葡萄品種のワイン、例えばカベルネ・ソーヴィニオンとかシラーとかを決められて、色んな国のワインを試されるとだんだん分かってくると思います。(^.^)

 

要は、〔意識して飲む〕のが重要かと思ってます。(^.^)

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[No.7付録] ワインが『重い』とか『軽い』とか、どういう意味…?
私もよく使う表現のひとつです。
もちろん瓶の重さが『重い』とか『軽い』とかを言っているわけではありません。(^^ゞ
 
ワインの味わいには「コク」や「厚み」、また「ボディ」などと言われる要素があります。
アルコール分やエキス分(水分以外の成分)が多いと「コク」、「ボディ」を感じ、こうしたものが強いワインほど「重い」、別の言い方では「フルボディ」、そうでないワインを「軽い」、「ライトボディ」と呼んでいます。
ですからその中間が「ミディアムボディ」という表現になるわけです。
 
これはワインの値段や品質とは全く別の基軸になり、『重い』から高価で、『軽い』から安価…というわけではありません。
特に、専門家や我々ソムリエがワインを評価する時は、ボディのあるなしも重要ですが、
全体のバランスを第一に見ます。
 
ちなみに英語では「フィネス=finesse」というのが最上級のほめ言葉のひとつで、「偉大である」とか「すンばらしい!」というような意味で使われます。(^^♪
 

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[No.8] 「ガンベロ・ロッソ」ってなんですか?
ガンベロ・ロッソ(Gambero Rosso)、直訳すると“赤い海老”とでも言うんでしょうか…
これはよくイタリアワインの評価に登場する名前で、ご存知の方も多いと思いますが、これはイタリアで最も影響力と権威のあるワインとレストランの評価雑誌です。
 
ローマに本部をおく「Gambero Rosso Editore(ガンベロ・ロッソ誌)」とピエモンテのブラの、「Slowfood(スロー・フード協会)」操る美食倶楽部「アルチゴ―ラ」の強力なタッグにより、堂々とワイン・ガイド界の王者に君臨するワイン・ブックで、この本の評価方法は「グラス」なんです。
 
評価は、まず州別の試飲委員会においてブラインドでカテゴリー別に試飲が行われます。
ここで、1グラス、2グラスまでの評価がされます。
そして特に優れていると思われるワインを委員が候補として提案し、最終委員会で更にブラインドテイスティングして3グラスが決定されるのです。
 
ワインの場合は毎年発刊され、1~3のグラスの数によりワインの評価がくだされます。
1グラス(ウン・ビッキエーレ)を獲得するのも並み大抵ではなく、大半のワインは評価されずに終わってしまいます。
 
とりわけ最高位の3グラス(トレ・ビッキエーリ)ともなると、そのワインの人気は一気に爆発するほど多大な影響力をあらわしますので、ワイン醸造元もこれをめざして日々切磋琢磨するわけです。
 
〈Francesco〉の場合も、アメリカのZAGATO、フランスのMichelinとならんで信頼する評価本のひとつです。

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[No.8付録] ガンベロ・ロッソ オスカー賞ってなに?

イタリアのワイン業界で最も影響力のあるワインガイドの出版元であるガンベロ・ロッソが、リーズナブルなワインを特集したワインガイドに『アルマナッコ・デル・ベレベーネ』があります。

 

これは年1回出版されるもので、イタリアの各州の数あるワインを試飲し、特に注目に値するワインをオスカー賞(最高賞)に選ぶというものです。

 

それも通常は1つだけに与えられる賞なので、しかも、リーズナブルなワインにスポットをあてているという点で大変に価値ある賞といえるでしょうネ。

 

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[No.9] 「ギィド・アシェット誌」って一体どんな本…?

ギィド・アシェット誌(アシェット・ガイド)は、フランスのアシェット社が1986年から毎年出版するフランスワイン専門のガイド誌として世界から厚い信頼をうけています。

 

ギィド・アシェット誌は約8000人のワイン専門家が数万本のワインを試飲し、その中から優秀と認められた8000本程のワインが掲載されています。

 

内容は、個々のワインについての醸造法などのデータのほかに、地区やAC毎にワイン単位で記述されていて、それらは無署名の注釈、星無しから3ツ星(最上級でラベル付き紹介)まで4段階の評価がなされています。

 

ですから、たとえ星無しであってもギィド・アシェット誌に掲載されるだけで、そのワインを造る醸造元にとっては大変な名誉となり、当然、以後のワインの売れ行きをも大きく左右するものとなります。

 

ある意味では〔ワインのミシュラン〕と呼ばれるのもうなずける話です。

 

〈Francesco〉にとっても、あまり知られていない地域、例えば南西部地方やラングドック地方についての記述はとても貴重な情報源となっています。

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[No.10] どんなワインでも瓶は横にしておいたほうがいいの?

これにはそれぞれ意見を持つソムリエがいますが、この場合は〈Francesco〉の考えを申し上げます。

 

ご存知の通り、ワインにはいろいろなタイプがありますが、結論から先に申し上げると、横にする必要があるのは「コルク栓を使ったワイン」で今日や明日に飲む予定のないワイン、とお考えください。

 

コルクというのは、乾燥すると固くなり、ほんの少しですが縮んでしまいます。そうするとその縮んだわずかな隙間から瓶の中に空気が入り、中のワインが酸化(変質)してしまいます。
コルクの持つ本来の特性を発揮してワインを保存するためには、瓶を横にしてコルクとワインを触れさせておく必要がある、というわけです。
特にシャンパンetc.の炭酸ガスを含むワインは、ガスが抜けやすいですので必ず横に寝かすか、極端な場合、瓶を逆さまにして保存されることをお薦めします。

 

また、古いヴィンテージetc.の、しかもオリをいっぱい含んでいそうなワインは、オリを静める為に1~4週間くらい立てたままの状態で保存されることをお薦めします。
そうすればオリは瓶底に溜まりますので、オリを舞い上がらせない様にゆっくりとグラスに注げば召し上がる際もほとんど気になりません。(もちろんデカンティングという方法もありますが…)

 

ショップなどで立てて陳列しているのをよく拝見しますが、回転のよい、よく売れているワインなら立っててもかまわないと思います。
ただ、ほこりがかぶってて、しかもこうこうとライトが当たり、部屋の温度も高い…となると疑問です。こうなるとワインを立てる、寝かす以前の管理者の意識の問題だと思います。
(特にスポットライトを使うところのワインは、買うのを避けたほうが賢明です。

 

また、スクリューキャップやプラスチック素材を栓に使った瓶は、特に横にしなくても大丈夫ですし、飲み残したワインにもう一度コルクで栓をした場合も、わざわざ横にする必要はありません。
温度・光の管理を最低限してやれば良いでしょう。

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[No.11] ボジョレー・ヌーボーと“普通の”ボジョレーの違いは?
まず、ボジョレー・ヌーボーは、いったいどこが“普通の”ボジョレーと造り方が違うのか…
 
ヌーボーの場合、専門用語で言うと「マセラシオン・カルボニック」という特殊な製法で造られているのです。
これは、簡単に言うと…
 
(1)まず、その年の収穫した黒ぶどうを縦型で大きな密閉式のステンレスタンクにいっぱいに詰める。
(2)ただし、ぶどうの粒は破砕せずにそのままにしておく。
(3)そして、炭酸ガスに数日間さらしておく。
※炭酸ガスにさらされてる間に、葡萄は軽い細胞内発酵を始め、細胞膜が破れやすい状態になる。
(4)これを圧搾し、その液を白ワインの場合と同様にさらに発酵させ続けます。
(5)その結果、香りが非常にフルーティで、色がよく出ている割りにはタンニンによる渋味の少ない、
フレッシュな味わいの赤ワインに仕上がります。これがボジョレー・ヌーボーなのです。
 
ただ、醸造元によっては(4)(5)を下記の方法で行うところもあります。
(4)その後、(3)をハイプを通して温水の中をくぐらせる。(ある意味、湯せんにかける様なもの)
(5)そして(4)を搾り、タンクで1~2週間落ち着かせたあと、瓶詰めし、即出荷する。
 
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 
それに対し、普通のボジョレーは、他のワインと全く同じ製法で、簡単に書くと…
 
(1)その年の収穫した黒ぶどうを皮ごと搾る。
(2)それをタンク、または木樽に詰め熟成させる。
(3)醸造元ごとの方針により、一定期間熟成させたあと、瓶詰めし、出荷する。
 
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 
【結論】

これは、どちらが良くて、どちらが悪い…というものではなく、出来上がるワインの楽しみ方が違うとしか言い様が無いですね^^;
 
ただ、ヌーボーが出来れば半年以内に飲んだほうが良いのに対し、普通のボジョレー、しかも醸造法がキッチリしているワイナリーのものは半年どころか、1年以上、中には5~10年熟成を続けるものもあります。
 
ボジョレーって、あんがい奥が深~~いワインなんです(^_^)v   〈Francesco〉

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[No.12] 「貴腐ワイン」っていったいなに?

貴腐ワインは、その字の如く“高貴に腐った”葡萄から造られます。
ただ“腐る”というのはチョット語弊があるかもしれません。

 

貴腐は簡単に言うと、完熟した葡萄の房に「ボトリティス・シネレア」というカビ菌がつくことにより、果皮のロウ質がこわされ、果汁中の水分が蒸発し、糖分が著しく濃縮され、葡萄果が乾ぶどうの状態になることをいいます。

 

その葡萄を使って造られるため、濃縮された、それはそれは甘美なワインが出来上がります。

 

ちなみに、世界の貴腐ワインの銘産地は…

 

【世界の3大貴腐ワイン】
★ソーテルヌ及びバルザック(フランス ボルドー地方ソーテルヌ地区)
★トロッケンベーレンアウスレーゼ(ドイツ 各地方)
★トカイ(ハンガリー トカイ地方)

 

日本を含め、他のワイン生産国でも時々貴腐葡萄が収穫され、貴腐ワインが造られますが、一粒一粒手作業で選別しなければならず、手間がかかる上に収穫量が極少量なので高価なワインになってしまうわけです。

 

ちなみに、一番有名とされるソーテルヌの“CH.ディケム”では『葡萄の樹1本からワイン1本』と言われるほどです。当然価格は5桁が相場で、ちょっと古いヴィンテージだと軽く6桁に突入してしまいます。

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

貴腐が発生する条件としては主に、午前中(朝)は湿度が高く霧が発生し,午後は晴天になる…といった気候条件のもとで生じます。

 

ただ、ボトリティス・シネレア菌は環境に大きく左右され、その後の天候や管理次第で葡萄果の腐敗というリスクさえ覚悟しなければ得ることのできない貴重なものです。
一歩間違うと時には有害で灰色カビ病を発生させる原因になります。

 

リスクが大きいワインですが、それをクリアすれば大きなチャンスが得られるワイン…
生産者の小まめな管理がワインに生かされている1本です!                  〈Francesco〉

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[No.13] イタリアワインの「アマローネ製法」ってなに?

イタリア・ヴェネト州で造られる伝統的なワイン「アマローネ」。

 

このワインを造る製法を地元では「アパッシメント」と言い、一房ずつ丁寧に選りすぐった葡萄を3ヶ月~6ヶ月間、独特の「すのこ」に並べて陰干しにします。

 

そして、その葡萄に貴腐菌がついて糖度の高まったところでアルコール発酵させ、さらに木樽で熟成させることにより生み出されるアルコール分の高い濃厚な赤ワインを「アマローネ」とよんでいます。

 

非常に手間と時間と細心の注意が要求されるワインで、葡萄を収穫してから4年後に、ようやくワインは瓶詰めされ、さらに瓶の中で年を追うごとに熟成を重ねます。

 

こうして丹念に熟成されたワインは、コルクを抜くと気品に満ち、力強さと優美さを加えた華麗なワインが出現します。
これは、他の追随を許さない恵まれた環境、伝統に裏打ちされた職人芸の賜物に他ならないワインなんです。〈Francesco〉

 

 ◆写真で見るアマローネ製法 ⇒ こちら

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[No.14] イタリアワインの「リパッソ製法」ってなに?

この製法は、イタリア・ヴェネト州で古来から行われていた製法です。
一時期、途絶えたこともありましたが、ヴェネト州の醸造元「MASI」のサンドロ・ボスカイニ氏によって復活されました。

 

さて、「リパッソ」とは、『元に戻す』という意味で、発酵の終わったアマローネ(⇒No.13参照)の樽に残った澱(オリ)の上に、普通のヴァルポリチェラ・ワインを入れ、更に2週間あまり発酵させる醸造方法です。

 

これによって、ワインはアマローネの力強さと風味を普通のワインに与え、通常の造り方では到底達し得ないレベルにまでワインの品質を高める効果があります。

 

こうして造られたワインは、手間がかかっている割には価格が手頃で、非常にコストパフォーマンスの優れたワインとして人気があります。   〈Francesco〉

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[No.15] 「ヒュー・ジョンソン」ってなに者?

ヒュー・ジョンソン氏「泣く子も黙る」という形容がピッタリのワインジャーナリスト。
1961年、ケンブリッジ大学を卒業と同時に「ヴォーグ」誌のワイン・コラムのライターとなり、1963年にはワイン・アンド・フード・ソサエティの事務局長に就任し、「ワイン・アンド・フード」誌編集長となったジョンソン氏。。。

 

1966年に刊行した「Wine」でその名を確固たるものとし、1971年「The World Atlas of Wine」を発表、現在13カ国語に翻訳され、255万部のベストセラーとなっています。

 

また、樹木学の権威としても知られていますが、ワイン研究の世界的権威のトップであることは疑う余地のない事実です。

 

事実に基づいて淡々とワインを評価するジョンソン氏のコメントは、ワイン業界に大きな影響力を持ち続け、ある意味ではワイナリーの将来をも決定する力を持っています。

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[No.16] アイスワイン(アイスヴァイン)ってなに?

直訳すると「氷のワイン」、、、(+_+)

 

、、、なわけ無いですよね。

 

簡単に言うと、葡萄が樹に付いたまま凍るまで待って収穫し、まだ葡萄の実が凍っている段階で搾ってしまいます。
そうすると、水分は凍ったままなので搾られることはなく、凝縮した甘味と酸が詰まった、ほんの少量のジュースを得る事が出来ます。

 

そのジュースを醸造・熟成したものがとても貴重なワイン「アイスワイン」なのです。

 

産地としては本家本元がドイツで造られる「Eiswein アイスヴァイン」で、最近では北米カナダで造られる「Icewine アイスワイン」も知られてきました。

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[No.17] クリュ・ブルジョアってなに?

クリュ・ブルジョアという名称は遡ること1932年、フランス・ボルドー地方メドック地区を対象にした、、、

 

>>> 栽培面積、品質検査 

 

等など多くの、そして厳しい検査をクリアした「444のシャトー」に与えられた「格付け」です。

我々業者だけでなく、ワイン愛好家にもボルドーワインの品質の目安として認識されるまでになりました。

 

ただ、その間に名ばかりでレベルが低下したシャトーもあったのも事実です。
そこで2003年産ヴィンテージより抜本的な「クリュ・ブルジョア格付けの見直し」が行われたのです。

 

そして、そこから197ものシャトーが脱落。。。

 

現在は「247」のシャトーのみがこの名称をラベル等に表示する事が許されています。
また、いつ、見直しが行われるかもしれません。
つまり、『脱落はイヤダ!』ということでシャトーのレベルアップが同時にはかられているのです。

 

このようなことから、今後はさらにこの「クリュ・ブルジョア」というカテゴリーが注目を集めるに違いないと思っています。        〈Francesco〉

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[No.18] 「セカンドワイン」ってなに?

主にフランス・ボルドー地方のメドック地区やグラーヴ地区、またその他の地区の優秀なシャトーでは「セカンドワイン」と呼ばれるワインを売り出しています。
現地では“スーマーク”と呼ばれ、英語圏では“セカンドボトル”とも呼ばれています。

 

ボルドー地方のシャトーでは、畑で収穫された葡萄はそれを搾って樽で発酵させますが、醸造段階でどうしてもシャトーの厳しい基準に達しなかったワインが出てきます。

 

主に樹齢の若い葡萄木の葡萄から醸造されたワインがそれに当たりますが、それらは一旦外されてしまいます。

ただ、外された…といっても高いレベルにあるワインですので、それらのワインをさらに選別した結果、造り出されるのが「セカンドワイン」なのです。

 

セカンドワインといっても、栽培から醸造まで全て同じ手間ひまをかけて造られたものですし、セカンドワインとしての厳しい基準も設けられていますので、セカンドワインのレベルに満たなかったものはやはり排除されてしまうのです。

 

ですから、決して決して『二流のワイン』という意味ではありません。
価格的にもお買い得ですし、「シャトーの雰囲気を十分に持ったワイン」という意味合いに捕らえて頂いた方が良いと思います。

 

ちなみに、最近ではイタリアやカリフォルニアのワイナリーでもこの“セカンドワイン”を発売しているところが増えてきています。

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[19] ヴィエイユ・ヴィーニュ(Vieilles-Vignes)ってなに?

ヴィエイユ・ヴィーニュ(Vieilles-Vignes)とはひと口で言えば『葡萄の古木』のこと。

古木(こぼく)にも色々ありますが、ワインの場合、、、

 

★樹齢30年以上の木、あるいはそれからできたワイン★

 

を指します。
一般に、葡萄の樹齢が高くなればなるほど収穫量は減っていきますが、逆に葡萄の質は良くなってくる…という性質があり、そのためにワインの世界では、この“古木”が珍重されています。

 

普通なら50年くらいで葡萄木を植え替えてしまいますが、中には80~100年、またそれ以上生き永らえる樹もあり、その様な樹を持つワイナリーでは、これらから収穫された葡萄を別個に醸造し、ラベルにも「ヴィエイユ・ヴィーニュ」と明記して出荷されるのが通例です。

 

また、ヴィエイユ・ヴィーニュは、深い風味と余韻の素晴らしいワインが楽しめる…とワインファンの中でも大きな支持を得ているワインです。              〈Francesco〉

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[No.20] 「ヴェロネッリ」ってなに?

ヴェリネッロ誌日本での知名度はまだ低いですが、イタリアでは「ガンベロ・ロッソ」と肩を並べるほど信頼されているイタリアのワイン評価本が「ヴェロネッリ」です。

 

“ルイジ・ヴェロネッリ氏”が中心となり、毎年平均で15000本あまりをティスティング、その中から特に優れたワインに1ッ星、2ッ星、3ッ星の3段階で評価しています。

 

そして、その中でも更に優れたワインには「ソーレ(=イタリア語で「太陽」)」のマークが付き、また、初めて評価されたものについては「クローバーマーク」が付くので、新商品を見つける時に非常にわかりやすいものとなっています。

 

『ヴェロネッリを持たずして、真のイタリアワイン・マニアとは言えない。』
とまで言われるほどです。

 

【評価例】
◆3(トレ)ステッレ(青)=スーパートレステッレ
⇒ 過去3年以上3ステッレを受け、かつ今回も91点以上獲得したワイン

◆3(トレ)ステッレ ⇒ 非常に卓越したワイン
◆2(ドゥエ)ステッレ ⇒ 最高のワイン
◆1(ウン)ステッラ ⇒ 良質のワイン
◆クローバー ⇒ 初登場(初評価)のワイン
◆ソーレ(太陽):テイスターが特に感動したワイン

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[21] イタリアワインの「クラシコ」ってなに?
キャンティ・クラシコ看板この「クラシコ=Classico」という表示は、実はキャンティだけのものではなく、イタリアワイン全体で使われている用語です。
英語の「クラシック」と同じで、“伝統的な”とか“由緒正しい”という意味があります。
 
これをイタリアワインにあてはめると、、、
『キャンティ地区の中心部に古くからある伝統的な畑につけられた称号的なもの』となります。
つまり“歴史がある葡萄畑産ワイン”と理解していただけると早いと思います。

ちなみに、イタリアワインによく使われるもうひとつの言葉に“リゼルヴァ=Riserva”というものもありますが、これは特に品質の良いワインを選び、イタリアワイン法の規定でより長く熟成させたタイプということなのです。

当然ですが、これらの言葉は勝手に使用することは出来ず、それがひとつの品質証明にもなっています。
ぜひ覚えておいてくださいね。(^^♪

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[22] スクリューキャップのワイン

スクリューキャップスクリューキャップ…といえば「安いワイン」をイメージされる方も多いと思いますが、ここ数年は天然コルクの不足や品質悪化によって「スクリューキャップ」を採用するワイナリーが増えています。

 

そもそも、スクリューキャップのメリットは…

 

★数年程度ならワインを良い状態で保持できる
★瓶によってワインの品質の差がない
★コルク臭(ブショネ)がない
★酸化熟成が極めて少なく、果実味を保持できる
★抜栓の際に失敗が無い

 

特に、きれいな果実の香りが特徴のワインは、長年コルク栓による劣化等の影響に悩まされてきました。
約15年程前よりワイン栓の研究・開発が進められ、2001年頃から徐々にその使用の割合が高くなってきています。

 

…なので、スクリューキャップだから、といって決して安物ではありません!
品質保持のため、とご理解下さい。

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[23] ワインのダイアモンドってなに?

ワインの酒石(ヴァインシュタイン)瓶の底、あるいはワインを開栓した時にコルク栓の下面に時々ワインシュタイン)と呼ばれる白くキラキラ光るガラスの様な結晶体が見られる場合があります。(赤ワインではまれに色素と一緒に沈殿することがあります。)

 

これは酒石酸とカリウムが結晶したもので、品質的に優れたワインのみに現れます。
特に、ドイツでは『ワインのダイアモンド』と呼んで大変喜ばれます。

 

また、ワインシュタインは白い粉の様に出たり、白く発泡スチロールの様に出たりもします。
特に後者はドイツのアウスレーゼ以上の高級ワインにしばしばよく現れます。

 

これらは、ぶどうに由来する天然物で体には無害ですので、グラスに注ぐ時はワイン瓶の底に残すようにして注ぐか、デカンターに移してから出せばおいしく召し上がっていただけます。

 

また微少のコルクのかけらが混入している場合も同様にしてください。コルクも天然物で無害です。

 

もし、ワインシュタインを見つけたら、それは“超ラッキー!”と喜びましょうネ…
私の知人の大半は狂喜乱舞するクセがついてます… 〈Francesco〉


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[24] シェリー酒ってなに?

Jerez(ヘレス)の位置 「シェリー=Sherry」という名のお酒はご存知ですか?
女性の名前のようなこのお酒は、日本ではまだあまり知られていません。

 

シェリーは、スペイン南端に位置するアンダルシア地方ヘレス周辺(Jerez)の葡萄を原料に造られているワインです。
この地で生産されるワインだけに「シェリー」という名前が与えられます。

 

普通のワインと違う点は、ワインをつくった後に少しブランデーを加えるという点です。
 ※これを「酒精強化ワイン=フォーティファイドワイン」と呼びます。

 

アルコール度が15~22度と日本酒とほぼ同じような感覚で味わうことが出来ます。
日本酒が製造方法の違いで、吟醸、大吟醸、純米・・・などといくつかのタイプに分かれるように、シェリーも製造方法の違いでいくつものタイプに分かれます。
 

 

フィノ、オロロソ、ペドロ・ヒメネスなどがあり、お酒の色も立つ香りも違い、すっきりとした辛口からデザート感覚の超甘口まで、味わいもバラエティーに富んでいます。

 

シェリーの主な種類

 

ヴェネンシアドール◆FINO(フィノ)
 主に辛口タイプ 淡色の香り高いシェリー

 

◆Oloroso(オロロソ)
 主に甘口タイプ 濃色でコクのあるシェリー

 

◆Amontillade(アモンティヤード)
 中甘口~辛口タイプ フィノを長期熟成させたシェリー

 

◆Pedro Ximenez(ペドロ・ヒメネス)
 甘口の高級タイプシェリー

 

◆Manzanilla(マンサニーリャ)
 フィノに似たタイプのシェリー

 

シェリーの製法

 

まずステンレスタンクetc.で通常に造られた白ワインを樽の中に入れて熟成させます。

フロールの発生

 

ただ、樽には7分目ほどしか入れず、時間をかけて液面に『フロール=Flor』という産膜酵母(白カビの一種)を生じさせるのが他のワインとまず大きく違う点です。

このフロールが発生することで、あのシェリー独特のフレーバーが生まれます。

 

シェリーはこの後『ソレラ・システム』と呼ばれる、約100個の樽を3~5段に積み重ねた独特の熟成方法によって造られていきます。

 

『フロール』と『ソレラ・システム』によってシェリーは、ワインというよりもむしろウイスキーや熟成した日本酒(古酒)、紹興酒に近いフレーバーを持ち合わせることになります。

ソレラシステム 

ソレラ・システムでの熟成を終えたシェリーは、最終的にはメーカーによって独自のブレンドがなされ、様々な商品名で販売されていきます。

 

時には、シェリー最大の消費国イギリスに原酒を運び、イギリス国内でブレンドされた後、再び世界に向かって輸出されるシェリーもあります。

 

近年では、南アフリカやオーストラリアetc.でもかなり良質のシェリーが造られるようになってきており、今後静かな脚光を浴びるワインとなるかもしれません。

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[25] ワインの澱(おり)って飲んでも大丈夫?

当店の販売するワインには “澱(オリ)” が発生しているものがあります。

 

ヴィエ・ディ・ロマンスで見た澱沈殿実験これは天然の葡萄果汁が発酵して生じる“酒石、酵母カス”で、オリが発生することはむしろ自然とも言える
現象です。
 

 

特に、当店取り扱いのワインは清澄も濾過もしない自然のままのスタイルで出荷されるワインが大半ですので、澱を伴うワインが多く出現します。
 

 

一切害のないワインの副産物ですが、気になる様でしたら瓶を1~7日立てた状態で保存をお願い致します。

オリは瓶底に落ちて溜まりますので、お召し上がり時はオリを再び舞い上がらせない様に瓶を揺すらず、ゆっく
りと開栓して下さい。
 

 

現地でしか飲めなかった味わいを、日本にいながらにして楽しむ唯一の方法です。
 

 

 

 

 

 

 

 

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