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イタリア > トレンティーノ・アルト・アディジェ州
アルト・アディジェ州No.1赤ワイン!
イタリアワインの歴史を変えた50本にも選ばれたタベール
【ソムリエ〈Francesco〉コメント】
ラグレイン(Lagrein)。
あまり聞き覚えがない品種かもしれません。
それもそのはず、この品種は、イタリア北部トレンティーノ:アルト・アディジェ州を原産とする地葡萄!
この地域にあったベネディクト派修道院の記録には、17世紀には既にこのラグレインの名が記載されていて、、、
とても歴史のある品種なんです。
この品種は、カンティーナ・ソチャーレ(醸造協同組合)が数多く存在するアルト・アディジェ地域の葡萄農家によって今でも栽培されており、当店でも数種のラグレインをご紹介しています。
でも、こちらでご紹介するラグレインは、
※イタリアワインの歴史を変えた50本にも選ばれた逸品!
フルボディ感の詰まったこのワインです。
◆2018 サンタ・マッダレーナ/タベール・ラグレイン:Riserva
*St.Maddalena/Taber Lagrein Riserva*
作り手は、地葡萄の特長を活かしたワイン作りで定評のある「カンティーナ・ボルツァーノ」。
「協同組合 + 成果主義」を取り入れたカンティーナだからこそ、数々の良質&個性派ワインが産まれます。
特にこちらでご紹介するのは「このカンティーナを代表するワイン」!
「タベール Taber」とは「畑の名」で、いわばフランスで言うクリュ(単一畑)!
もはやカンティーナ・ボルツァーノを代表する銘酒・・・はもちろんのこと、
イタリアワインの歴史を変えた50本のひとつにも選ばれている、地葡萄「ラグレイン種」の名を世界に轟かせたワインなんです!
その証拠に過去・・・
※ガンベロ・ロッソ 3グラス(最高位)
※ドゥエミーラヴィーニ誌 5ブドウ(最高位)
※ヴェロネッリ誌 スーパー3ツ星
など、毎年の様に栄誉を獲得し続ける「タベール」。
私〈Francesco〉も数年前、このタベール畑を視察してきましたが、樹齢130年にも及ぶ葡萄木もあり、その手入れの良さは実証済みです。
その味わいを紐解いてみました。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
さて、グラスに注いだワインの色合いは、はっきり言って黒近い濃い紫。
光を当てて、やっとワインカラーを確認できるくらい濃い色合いです。
カカオやチョコ、熟したベリー系果実を伴った複雑な香りは当然のこと、樽熟成に由来する軽いバニラの香り、
そして時間の経過とともに現われる森林の土を連想させる深い香りが際立ちます。
味わいは、もちろんフルボディ。
でも、渋味が舌を多い尽くすような強烈なものはありません。
あくまで清楚でエレガント、滑らかなタンニン(渋味成分)が口の中を覆います。
もちろん、味わいの引き締め役の酸は秀逸!
飲んでいて何気なく気付くこの酸の締り具合、果実味の濃さ、そしてコク・・・
それぞれに個性があり、飲む者を飽きさせません。
特に!
ドライ感を伴った余韻は長く続き、思わず言葉を失ってしまうほど。。。
タベールが銘酒と言われる理由が分かる気がします。
現地に赴いた際のティスティングでは、このワインを作るエノロゴ(醸造家)責任者ステファンさんのコメントをお聞きすることが出来ました。
彼はタベールについて、こう力説しました。
まず葡萄の質が全く違う!
特上品質なので「味の差」が歴然としている。その醸造法は・・・
1)葡萄を搾りスキンコンタクト(葡萄の実や皮・種を同時に仕込む)を約2週間実施、
2)その搾った果汁をバリック樽(小樽225L)とコンクリートタンクで約1年熟成、
3)その後、一旦このワインをステンレスタンクに入れて4~5ヶ月間寝かせて落ち着かせる。
4)その後、5月頃に瓶詰め。
瓶熟成の様子を見ながら数ヶ月熟成させ市場へ出荷する。
当然我々のプライドをかけた1本なので、あまりに差がある場合は、タベールのリリースを見送る場合もある。
文字で書けば淡々としていますが、ステファンさんはジェスチャーを交えた熱っぽく語ってくださいました。
このワインがいかに素晴らしいかお分かりいただけますね。
【注釈:ラグレイン種とタベール畑について】
ラグレイン種はシラー種の親戚とされており、寒暖差の少ない平地を好む品種です。
この点、タベールの畑は標高は高いものの平地にあり、まさに格好の立地です。
ただ、畑の位置はボルツァーノ市内の閑静な住宅地!
360度周りを住宅に囲まれていて、案内されないと、、まさかこの様な場所に銘醸畑があるなんて誰も思わない立地です。
この点もステファンさんに尋ねたところ、、、
昔、この地域は全て葡萄畑だったそうですが、宅地開発の波が押し寄せ、気がつくとタベールの畑のみになっていたそうです。
右の写真は、このタベール畑を守り抜く管理者で、彼の葡萄栽培の技がワインにも活かされているんですね。
なかなか入手が難しいタベール。
例えば・・・
2007年産は、某国に全て仕入れられてしまったので日本には入荷しませんでした。
また、2008年産はタベール畑のみ「雹(ひょう)害」に見舞われ、生産自体がされませんでした。
そのため、当店も出来うる限りの在庫は持っておりますが、その数は。。。
欠品の際はお許し下さい。
【タベールのコルク栓について】
このタベールには、通常のワインより長めのコルク栓が使われています。
その長さは「約5.0センチ」!
(通常は4センチ前後)
抜栓の際は、途中でコルク栓が折れたり千切れたりしない様スクリューをしっかり差し込んで、、、そしてゆっくりと引き抜いてください。
この印象的な長いコルクが、タベールを表現しているんですね!
※コルクの色が良くないのは、漂白をしていないためです。
数々の良質&個性派ワインが産まれる「カンティーナ・ボルツァーノ」にあって、別格の畑(単一クリュ)がいくつかあります。
当店が独自輸入したワインも含めると日本では下記の6つがあります。
1.Kleinstein(クレインステイン畑)
2.Mock(モック畑)
3.Moar(モアール畑)
4.Dellago(デッラーゴ畑)
5.Mumelter(ムメルテル畑)
そして 6.Taber(タベール畑)
このワイン作りに直接携わるステファンさんにSalute!
【備考:ラベル表示について】
ラベル(エチケット)には 「Kellerei BOZEN(ケラーライ・ボーゼン」 という表記があります。
これは、「Cantina Borzano(カンティーナ・ボルツァーノ)」と同じ意味で、前者はドイツ語、後者はイタリア語です。
アルト・アディジェ州がドイツ語圏であるため、この様な表記が使われる場合があります。
これは、サン・ミケーレ・アッピアーノが 「ザンクト・ミヒャエル・エッパン」 というドイツ語名称と併記している場合と同じ意味になります。
【産地】イタリア トレンティーノ・アルト・アディジェ州 【生産者】カンティーナ:ボルツァーノ 【タイプ】赤ワイン/フルボディ 【葡萄品種】ラグレイン100% 【容量】750ml 【アルコール度数】 14.0% 【料理との相性】牛肉の赤ワイン煮込み、香草類を使った肉料理etc.
【〈Francesco〉のイタリアワイン見聞録】 ⇒ カンティーナ・ボルツァーノ編
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