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イタリア > トスカーナ州
1969年初リリース!
伝統製法を守り続けるキャンティ・クラシコ
エレガントでこなれた味わいが楽しめます
【ソムリエ〈Francesco〉コメント】
トスカーナ州フィレンツェとシエナの間に位置するキャンティ・クラシコ地区。
ひと口に「キャンティ・クラシコ地区」といっても、その土壌や気候風土によって9つの地域に分けられていることは、、、あまり知られてはいません。
〈キャンティ・クラシコ9地域〉
(1)サン・カッシャーノ・ヴァル・ディ・ペサ
(2)タヴァルネッレ・ヴァル・ディ・ペサ
(3)バルベリーノ・ヴァル・デルサ
(4)ポッジポンシ
(5)カステッリーナ・イン・キャンティ
(6)グレーヴェ・イン・キャンティ
(7)ラッダ・イン・キャンティ
(8)ガイオーレ・イン・キャンティ
(9)カステルヌォーヴォ・ベラルデンガ
ここでおすすめするのが、(4)ポッジボンシ に本拠地を置く「メリーニ」です。
1705年創業の老舗中の老舗ワイナリーで、今や当たり前?になりつつある「単一畑」(クリュ)の概念をキャンティ・クラシコ地域に持ち込み実践したのは、このメリーニが最初なんです。
今、キャンティ・クラシコが色々な面で注目されるのも、メリーニの基礎作りがあったからこそ、ですね!
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さて、メリーニでは複数のキャンティ・クラシコを醸しますが、こちらでご紹介するのは・・・
◆2021 グラナイオ
キャンティ・クラシコ
*Granaio Chianti-Classico*
海抜360メートルの丘の1つに位置するポデーレ・グラナイオ(グラナイオ農場)は・・・
標高が高いエリア=風通しが良く、湿気がこもらない乾燥したエリアで、葡萄栽培には絶好の場所なんです。
ファースト・ヴィンテージは、トップ銘柄の「ラ・セルヴァネッラ」と同じ1969年!
半世紀以上の歴史を持つキャンティ・クラシコ。
世界中で愛され続けているこのワインの味わいを紐解いてみました。
グラスに注がれたワインは、スミレがかったルビー色。
透明感がありつつも中心部はしっかりとした色合いです。
(右テイスト画像をクリックすると色合いが確認できます)
香りは熟したベリーなどの果実、そして軽いバニラ香やシナモン香も感じられます。
それはエレガントさを予感させる香りです。
味わいは全体的にソフト。
でも濃縮した果実味があり、きめ細かなタンニン(渋味成分)とサンジョヴェーゼ種らしいフレッシュな酸が素晴らしいバランスをみせています。
そうです!
果実味、安海、凝縮感、濃さ・・・どれも均整がとれているので、「飲み飽きる」ということがありません。
2~3日かけてゆっくりと味わって頂きたいキャンティ・クラシコです。
日本に輸入されるメリーニのキャンティ・クラシコには、「ラ・セルヴァネッラ」というトップ銘柄がありますが、
どちらが良い・悪いの問題でなく、あくまで飲み手(あなたご自身)の嗜好で選べるワインです。
私〈Francesco〉的には、『ワインの酸味はちょっと苦手』と言われるなら「グラナイオ」を推奨しますが、
伝統的&古典的なサンジョヴェーゼ種らしいきれいな酸と、それに伴う複雑な味わい を望まれるなら、「ラ・セルヴァネッラ」をおすすめします。
食事に合わせて楽しむなら・・・
私〈Francesco〉的には、やはり肉料理がお奨め。
ステーキやハンバーグ、イタリアンなら肉系パスタに合うのはもちろんですが、
合わせてみて意外に合ったのが・・・
※鶏の照焼き
サンジョヴェーゼが持つ酸や果実味と、照焼きのタレ味が馴染む取り合わせです。
一度はお試しいただく価値ありですよ!
【余談ですが】
最近はあまり見かけなくなりましたが、「キャンティ」によく使われていた「フィアスコ・ボトル(=こもかぶり瓶)」は1860年・・・
このメリーニ社とガラス職人とのコラボで産まれたボトルです。
彼らはコルクの圧力に負けないようネック部を補強し、輸送に耐えられるようワラで巻いた特殊なガラス瓶を作り出しました。
こうして海外への輸出が初めて可能になったそうです。
〈Francesco〉
【産地】イタリア トスカーナ州 キャンティ・クラシコ地区(4.ポッジボンシ地域)
【生産者】メリーニ 【タイプ】赤ワイン/ミディアム~フルボディ 【葡萄品種】サンジョヴェーゼ・グロッソ主体 メルロ少量 【容量】750ml 【アルコール度】14.0% 【料理との相性】色々なお肉の料理と
【カンティーナの詳細はこちら】 ⇒ 準備中
【キャンティとキャンティ・クラシコ、ここが違うんです!】 ⇒ 詳しくはこちら
★rosso
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