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イタリア > ピエモンテ州
限定醸造!アルバ地域産バルベーラ
まろやかでエレガントな風味が魅力です!
【ソムリエ〈Francesco〉コメント】
バルベーラ種(Barbera)。
今やピエモンテ州の代表品種「ネッビオーロ種」と並んで高い評価を得る赤ワイン用品種です。
ネッビオーロ種に比べて色合いや味わいがはっきりとしたバルベーラ種の根強い人気には目を見張るものがあります。
ピエモンテ州でバルベーラ種が栽培される代表的な地域はいくつかありますが、代表的なものは・・・
※アルバ地区
※アスティ地区
※ランゲ地区
※モンフェッラート地区
同地域が一番格上・・・と言うものではなく「嗜好の問題」なのですが、
こちらでお奨めするワインはソフトな味わいが光る「アルバ地区」産のバルベーラです。
◆2020 ルビア
バルベーラ・ダルバ
スペリオーレ
*Ribia Barbera d'Alba
Superiore*
作り手は、1978年創業の「ムステラ」。
バルバレスコ地域にほど近いトレッツォ・ティネッラ村(Trezzo Tinella)に設立されたワイナリーです。
最初は他のワイナリーへ葡萄を販売する栽培農家でしたが、2003年から自社にて醸造・瓶詰めを開始。
短期間の間に評価は高まり、今や「ピエモンテの新星ワイナリー」として今後の飛躍が期待されています。
特にこのルビアに使われるバルベーラ種は、今や様々なものが輸入されていますが、
※バリック樽(小樽225L)熟成15ヶ月以上
と、通常なら濃くてフルボディなワインに成り得るところを、オーナーであり醸造家でもあるジュリアーノさんの技と工夫が光るワインなんです。
その味わいを紐解いてみました。
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【情熱をもった男、ジュリアーノ・イウオリオさん】
ジュリアーノさんは1981年生まれ。
ワイナリーの転機となった2003年にワイナリーで働き始めました。
樽を使った白ワイン「ジョヴィネ」、バルベーラ種ネッビオーロ種ピノ・ネロ種をブレンドしたミルズなどを生産開始するなど、ワイナリーに新しい『息吹』を投入してきた挑戦者です。
ジュリアーノさんは「他と同じ」という事を嫌い、ウニコ(Unico=唯一)という言葉をよく使います。
また、ムステラではワイナリーを拡張する際も、他のワイナリーと異なりエアコンなどの家電製品は置かないそうです。
この点について
「ワイナリーは農家、ワイン作りは農業。機械的な部分が多くてはいけない。
私が子供にワイナリーを引き継がす時、自分の考えはこうだよ、ワイナリーはこうありたいんだ、と胸を張って語りたい。」
ジュリアーノさんは語ってくださいました。
さて、グラスに注いだワインは、やや紫がかったルビー色。
(右テイスト画像をクリックすると色合いが確認できます)
通常1年未満で切り上げるところですが、オーク樽熟成は15ヶ月と長めにとられています。
しかも使われる樽はバリック樽で、しかも新樽率50%・・・
場合によっては、むせかえるような場面が想像されますが、
このルビアは樽からの香りは実に穏やか!
樽からの香り(バニラ香)よりもプルーンやブルーベリーなどのフルーツ香が際立ちます。
その香りは口に含んでも失われません。
柔らかさのある果実味、マイルドさを感じるタンニン(渋味成分)はどれも秀逸。
飲み進むほどに口の中はフルーツ感でいっぱいになる感覚です。
また特筆すべきは「バルベーラ種特有の酸味」。
作り手によっては身震いするほど強烈な酸味を持つバルベーラワインもありますが、
※ムステラはエレガント!
タンニンや果実味などと見事なハーモニーを奏でます。
私〈Francesco〉は、抜栓翌日にもテイストしました。
この時、余韻に完熟果実のこなれた味わいが際立っていて、、、
正直言って、2日目の方が個人的には好きなタイプに感じました。
抜栓即でも楽しめるワインですが、まずは飲まれる約1時間前の抜栓をおすすめします。
時間をかけてでも美味しいワインが飲みたい、
そう思われたなら、まさにこのワインはピッタリなんです。
ちなみに・・・
ムステラでは1987年からは一切化学肥料などを使用せず、現在では減農薬(リュット・レゾネ)の手法と取り入れています。
農薬も基本的には撒かない方針ですが、雨が多い年は葡萄畑のケアが必要であるため、ビオロジックなどの認証は取りに行かない方針だそうです。
【産地】イタリア ピエモンテ州 【生産者】アジェンダ・アグリコーラ:ムステラ 【タイプ】赤ワイン/ミディアムボディ 【葡萄品種】バルベーラ100% 【容量】750ml 【アルコール度数】 14.5% 【料理との相性】牛肉を使った各種料理、生ハム類 etc.
【カンティーナの詳細はこちら】 ⇒ ムステラ
★rosso
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