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イタリア > ロンバルディア州
カジュアルな中にも深い味わい
果実味がたっぷり詰まった樽熟成メルロ
【ソムリエ〈Francesco〉コメント】
メルロ種=Merlot。
今や世界中で栽培されるこの葡萄は、栽培される土地(土壌・気候etc.)によって、また、仕込まれる方法によってもその姿を大きく変貌させる品種です。
でも、メルロには大きく分けて2つのタイプがあることをご存知でしょうか。
1)樽熟成したメルロ
2)樽熟成しないメルロ
どちらが良い悪い・・・ではなく、飲み手の好みで決まるのですが、こちらでご紹介するワインは (1)樽熟成したメルロ です。
◆2021 ガルダ/メルロ
*GardaMerlot*
作り手は「ラ・プレンディーナ」。
ラ・プレンディーナ・・・と言ってもピンとこないかもしれません。
実は、ガンベロ・ロッソ3ビッキエーリの名門、ヴェネト州のカンティーナ「カヴァルキーナ」のルチアーノ・ピオーナさんが作る赤ワインなんです。
この地は、弟のフランコ・ピオーナさんとルチアーノさんが美しい葡萄園を見つけ1958年に購入。
イタリア最大のガルダ湖の南にあり、カヴァルキーナの畑とラ・プレンディーナの畑は互いに近く、15kmほどの距離しか無かったことも理由のひとつでした。
では、なぜそんな近くに畑を持ったのか。それは・・・
ヴェネト州カヴァルキーナでは、土着品種であるガルガネーガやコルヴィーナ、ロンディネッラなどの葡萄を栽培していますが、
一方、ラ・プレンディーナは、国際品種であるメルロやカベルネ・ソーヴィニヨン、リースリングなどの栽培に向いていると判断したからです。
そして作られたのがこのワインなんです。
その味わいを紐解いてみました。
【補足】
ルチアーノ・ピオーナさんは2021年に永眠されましたが、その熱い想いは現在、弟のフランコ・ピオーナさんやフランチェスコさん、ジュリアさんに受け継がれています。
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グラスに注いだワインは、紫がかった明るく濃いルビー色。
(右テイスト画像をクリックすると色合いが確認できます)
ワインからは甘く熟したプルーンのような香りがあふれます。
樽熟成されていますが、樽からの香り(バニラ香)はソフトで控えめです。
そしてひと口含むと・・・
濃厚感あふれる果実味が真っ先に現れ、ソフトなタンニン(渋味成分)がこのワインを包み込みます。
メルロワインとしては濃いめの風味だな・・・と感じるのには理由があって、
厳選メルロ種に加えてカベルネ・ソーヴィニヨン種10%が使われているからかもしれません。
飲み終えた後も口中に果実味が留まって、長い余韻を楽しませてくれるワインです。
個人的に2日目、3日目・・・と試しましたが、おすすめは
※抜栓した当日と翌日
香りなめらか、味わいはよりこなれて極上の果実味が堪能できました。
また、果実味のしっかりしたワインですので、合わせる料理はお肉系・・・
私〈Francesco〉的には
※ハンバーグステーキ
がおすすめ!
デミグラスソースたっぷりなら、なおさらマッチングしますよ!
【産地】イタリア ロンバルディア州 【生産者】ラ・プレンディーナ 【タイプ】赤ワイン/ミディアム~フルボディ 【葡萄品種】メルロ90% カベルネ・ソーヴィニヨン10% 【容量】750ml 【アルコール度】13.5% 【料理との相性】各種お肉を使った料理 etc.
【カンティーナの詳細はこちら】 ⇒ 準備中
画像をクリックすると拡大表示されます。