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イタリア > トレンティーノ・アルト・アディジェ州
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ゆっくりと楽しめるピノ・ネロ（ピノ・ノワール）
ピノ本来の味筋がとっても魅力的です！
【ソムリエ〈Francesco〉コメント】
ピノ・ネロ＝Pinot-Nero。
あのブルゴーニュ地方を代表するピノ・ノワール種と同一の葡萄です。
皮が薄く、イタリアでは栽培が難しいとされるこの葡萄も、「協同組合 ＋ 成果主義」 を取り入れた「カンティーナ・ボルツァーノ」の手にかかれば、別物のように生まれ変わります。
もちろん、産地はアルト・アディジェ州！
そのワインがこちらです。
◆2021 サンタ・マッダレーナ/グリエス：ピノ・ネロ
*St. Maddalena/Gries：Pinot-Nero*
最近は南半球やアメリカのピノ・ノワール種が注目されますが、それらと違う点は
★☆★ ピノ・ネロ（ピノ・ノワール）らしさ ★☆★
南半球等のピノは濃さが前面に出ていて、ある意味、本来のピノらしさを感じないワインが多いのですが、
カンティーナ・ボルツァーノの産地アルト・アディジェの気候は夏は40度越え、逆に冬は氷点下10℃以下、、、
と寒暖差の大きさがワインの風味にメリハリを与えています。
このピノ・ネロもそのひとつ！
ピノ本来の味わいがお楽しみいただけるんです。
ワインラベルの表示は
※ブラウブルグンダー＝Blauburgunder
ピノ・ネロ＝ピノ・ノワールと同じ意味のドイツ語です。
でも、この葡萄を栽培する地元の生産者に聞くと
>>> 我々のブラウブルグンダーは
ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールより繊細だ！
という答えが必ずと言っていいほど返って来ます。
1000メートルほどの高地で栽培され、冷涼な気候が彼らの発言になっているのだと思います。
さて、このグリエス：ピノ・ネロですが、
淡く透明感たっぷりの色合いは、まさにピノ・ネロ本来が持つ色そのままです。
（右テイスト画像をクリックすると色合いが確認できます）
新鮮な果実の香りが魅力的で、味わいもピュア！
軽快な味わいはピノらしさを表現し、
軽いタンニン（渋味成分）と、ほのかな苦味、そしてフレッシュな酸、
全く細工されていない素直な味筋です。
樽熟成（3ヶ月、2000Ｌ以上の大樽）されていますが、それをほとんど感じさせない作りも見事で、この味わいがこの価格で楽しめるなんて・・・
ブルゴーニュファン、ピノ・ノワールファンが知ったら、カルチャーショックを受けるかも知れませんね。
このワインを知ったのは、このカンティーナ・ボルツァーノを訪問してから！
エノロゴ（醸造家）ステファンさんは、
>>> ピノ・ネロの最もスタンダードな形を
このワインで表現した
>>> ピノ・ネロとはこういう味筋なんだ！
ということを体感してもらえる１本
とこのワインを評しておられました。
私〈Francesco〉も全く同感！
実際に栽培されている葡萄畑を見ても、このカンティーナがいかに品質に気を配っているかがわかりました。
良い葡萄を腕の立つ醸造家が醸せば、カジュアルでもこんなに美味しくなるんですね。
おすすめです、ぜひっ！！
【コルク栓について】
右の写真の様に、グリエス ピノ・ネロには「台形状のコルク栓」が使われています。
（コルク栓の右側がワインに触れている部分）
このため、抜栓の際は少し力を入れていただく場合がございます。
怪我などなさいませんようお気をつけください。
【産地】イタリア トレンティーノ・アルト・アディジェ州 （アルト・アディジェ地域＝南ティロル地域） 【生産者】カンティーナ：ボルツァーノ 【タイプ】赤ワイン/ライト～ミディアムボディ 【葡萄品種】ピノ・ネロ（＝ピノ・ノワール）100% 【容量】750ml 【アルコール度数】 13.5% 【料理との相性】牛肉の赤ワイン煮込み ウナギの蒲焼etc.
【〈Francesco〉のイタリアワイン見聞録】 ⇒ カンティーナ・ボルツァーノ編
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