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イタリア > トスカーナ州
協同組合が作るお値打ちな赤ワイン
しかも、品質も伴ったキャンティ・クラシコ!
【ソムリエ〈Francesco〉コメント】
トスカーナ州フィレンツェとシエナの間に位置するキャンティ・クラシコ地区。
ひと口に「キャンティ・クラシコ地区」といっても、その土壌や気候風土によって9つの地域に分けられていることは、、、あまり知られてはいません。
〈キャンティ・クラシコ9地域〉
(1)サン・カッシャーノ・ヴァル・ディ・ペサ
(2)タヴァルネッレ・ヴァル・ディ・ペサ
(3)バルベリーノ・ヴァル・デルサ
(4)ポッジポンシ
(5)カステッリーナ・イン・キャンティ
(6)グレーヴェ・イン・キャンティ
(7)ラッダ・イン・キャンティ
(8)ガイオーレ・イン・キャンティ
(9)カステルヌォーヴァ・ベラルデンガ
ここでおすすめするのが、1965年、(1)サン・カッシャーノ・ヴァル・ディ・ペサ で葡萄やワインの生産者が集まって造られた協同組合「カステッリ・デル・グレヴェペーザ」。
現在では、キャンティ・クラシコ最大の生産者となっています。
協同組合・・・
と言っても、厳しい審査に合格し、組合に登録されたメンバーのみによって造られた葡萄は、収穫後全て「カステッリ・デル・グレヴェペーザ」に集められ、醸造設備を共有してワイン作りが行われています。
こうして生産から販売まで一貫して行っている点が、このグレヴェペーザの特徴であり、強みでもあるんです。
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グレヴェペーザが作るキャンティ・クラシコには2種類あり、
ひとつは上級クラスの「リゼルヴァ」、
そして、もうひとつは、コストパフォーマンスに富んだこのベースの「クラシコ」なんです。
◆2020 クレメンテ7(セッテ)/キャンティ・クラシコ
*Clamente sette Chianthi Classico*
使われる葡萄は サンジョヴェーゼ種のみ!
もともと海外のワイン専門各誌でも、安定した味わいが高い評価を受けているキャンティ・クラシコで、
一度飲まれた方からも「飲み心地良いキャンティ・クラシコだね!」と数多くリピートをいただくワインなんです。
その味わいを紐解いてみました。
グラスに注いだワインは、明るさを感じるルビー色。
(右テイスト画像をクリックすると色合いが確認できます)
グラスからはチェリーやスグリetc.の清楚(せいそ)な香りが感じられて、しかも凝縮感も十分。
色合いとリンクした香りに大満足。
更にこの色合いと香りは、味わいにまで及びます。
タンニン(渋味成分)は優しめ、でもサンジョヴェーゼらしい酸とコクのバランスが良いので、飲み飽きる感覚はありません。
更に余韻には、優良なサンジョヴェーゼが使われたワインらしい果実味もしっかり残ります。
まさに、クレメンテ7を飲めばキャンティ・クラシコらしい基本的な味わいが楽しめますよ!
このワインと料理の相性は・・・
やはり!トスカーナ名物のステーキが合いますね。
ガッツリ召し上がりながら飲むキャンティ・クラシコは美味しいですし・・・
酢豚などを連想させる中華料理とも相性の良さをみせてくれます。
もちろん、豚カツや焼き鳥(タレ味)とも合いますよ!
【補足:エチケットの人物について】
グレヴェペーザのクレメンテ・セッテに描かれている男性はメディチ家出身の教皇、ジュリオ・デ・メディチです。
1478年にフィレンツェで生まれ、後にフィレンツェの大司教、そして枢機卿となる人物で経験のある政治家で流転の人生を送った人物としても知られています。
ジュリオ・デ・メディチはフィレンツェから約25km離れたキャンティ・クラシコの心臓部、サン・カシャーノ・イン・ヴァル・ディ・ペーザにある教会、ピエーヴェ・ディ・カンポリ(Pieve di Campoli)の司祭も務めていました。
ここは葡萄畑とオリーブ畑に囲まれていてワインが有名で、フィレンツェの司教が過ごす人気の場所でした。
カステッリ・デル・グレヴェペーザのキャンティ・クラシコはピエーヴェ・ディ・カンポリにある畑の葡萄を使っており、クレメンテ7世の功績を讃えると共に品質の確かさを表すために彼の名前が付けられています。
【産地】イタリア トスカーナ州 キャンティ・クラシコ地区
(サン・カッシアーノ・ヴァル・ディ・ペーサ地域)
【生産者】カステッリ・デル・グレヴェペーザ
【タイプ】赤ワイン/ミディアムボディ
【葡萄品種】サンジョヴェーゼ100%
【容量】750ml
【アルコール度】14.0%
【料理との相性】色々なお肉の料理と相性抜群です!
【キャンティとキャンティ・クラシコ、ここが違うんです!】 ⇒ 詳しくはこちら
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