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イタリア > ピエモンテ州
歴史と伝統、そして革新が息づくバローロ
現代的製法で醸されるピエモンテ銘酒
【ソムリエ〈Francesco〉コメント】
ピエモンテ州はもとより、イタリアを代表する赤ワインのひとつとしてよく知られたワインと言えば・・・
そう、「バローロ=Barolo」!!
でも、バローロにはいくつかの種類があることをご存知ですか?
(1)大樽を使った伝統的製法のバローロ
(2)小樽を使った現代的製法のバローロ
(3)1と2を組み合わせ、個性を強調したバローロ
(4)単一畑の葡萄だけで造るバローロ
(5)その他
バローロ地域には800もの生産者がいて、個々の性格を持ったバローロを探すのは至難の技。
でも、このカンティーナのワインならシッカリと個性をお楽しみいただけます。
◆2012 バローロ/ブリッコ・フィアスコ
*Barolo/Bricco-Fiasco*
タイプ的には(2)に当てはまるバローロです。
作り手は、「アゼリア」。
1920年創業の典型的な家族経営の老舗カンティーナで、現当主は4代目ルイージ・スカヴィーノさん。
このワインに使われる葡萄は、スカヴィーノ家が所有するバローロ地区の一角の「ブリッコ・フィアスコ畑」のものが使われています。
この畑で収穫された良質ネッビオーロ種をバリック樽(=225リットル)で24ヶ月熟成(新樽率20%、他は2年樽80%)、その後カンティーナのセラーで熟成さたバローロなんです!
さて、その味わいとは・・・
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グラスに注いだワインは、赤色を帯びた色合い。
濃さを伴いながらも透明感があり、適切に熟成が進んでいることをうかがわせます。
もちろん、香り高さも申し分ありません。
熟したプラムやスミレ、そしてスパイスのアクセント・・・といったネッビオーロ種らしい香りも際立ちます。
樽熟成によるバニラチックな香りは軽く、それは他の風味を邪魔しない程度です。
そしてひと口。
最初にネッビオーロらしい綺麗な酸が口の中に広がり、、、
続いてマイルドなタンニン(渋味成分)が続きます。
もちろん、ネッビオーロのドライ感を伴う果実味も健在です。
滑らかさを見せつつ、力強さをも備えた余韻も魅力的です。
若さを感じさせるものの、上級クラスのバローロとしては申し分なく、2~3日かけて楽しむことで、味わいの変化をも楽しめるタイプといえるでしょうね。
バリックを使うバローロ=バローロボーイズのワインか。。。
と、早とちりすて敬遠される方もおられると思います。
でも!
アゼリアらしい味わいが楽しめる妙味が、このブリッコ・フィアスコには存在します。
私〈Francesco〉は、抜栓翌日にもテイストしました。
前日より若干の酸を感じさせましたが、こなれた感覚は2日目が勝っていました。
ただ、抜栓のタイミングや翌日楽しむ・・・ということには個人の感覚差がありますので、まずは飲まれる2~3時間前の抜栓をおすすめします。
時間をかけてでも美味しいワインが飲みたい、
そう思われたなら、まさにこのワインはピッタリなんです。
【産地】イタリア ピエモンテ州バローロ地区 【生産者】アゼリア 【タイプ】赤ワイン/フルボディ 【葡萄品種】ネッビオーロ100% 【生産量】6200本 【容量】750ml 【アルコール度】14.5%
【料理との相性】お肉を使った各種料理 etc.
【備考】
※ビオディナミ・ワイン(認証無し)
※ノン・フィルターですので澱(オリ)が発生している場合がございます
【カンティーナの詳細はこちら】 ⇒ アゼリア
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