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イタリア > ピエモンテ州
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バローロの名生産者が作るいちおしワイン
果実味いっぱい!ネッビオーロ種の魅力満載!
【ソムリエ〈Francesco〉コメント】
ネッビオーロ種=Nebbiolo。
・・・といえばピエモンテ州を代表する銘酒「バローロ」「バルバレスコ」が一番最初に思い浮かびますが、
でも、バローロやバルバレスコを名乗るには、、、
バローロ地区やバルバレスコ地区で栽培されたネッビオーロ種を使わなければなりません。
これはイタリアワイン法でも厳格に決められています。
では、それ以外の地区ではネッビオーロ種の栽培は許されないのか・・・というと、そうではありません。
ちゃんと栽培されています。
ただ、バローロやバルバレスコの名称が名乗れないだけなんです。
ここでご紹介するワインは、バローロ地区のすぐ近くの「ランゲ地域」産ネッビオーロ種を使っています。
◆2014 アゼリア/ランゲ・ネッビオーロ
*Azelia/Langhe-Nebbiolo*
作り手は、「アゼリア」。
1920年創業の典型的な家族経営の老舗カンティーナで、現当主は4代目ルイージ・スカヴィーノさん。
このワインに使われる葡萄は、スカヴィーノ家が所有するランゲ地区に広がる絶好の環境にある葡萄が使われています。
もともとバローロの名生産者としてしられるスカヴィーノ家ですが、このワインは日常的に楽しむ用としてステンレスタンクのみで仕上げられました。
さて、その味わいとは・・・
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グラスに注ぐなり、淡さのある明るい色合いのレッドカラーが目に飛び込みます。
ふつう、オーク樽が使われることが多いネッビオーロワインにとって、樽の香りや味わいの濃さが目立つのですが、このワインは違います。
ええ、味わいが軽い、とか薄い、、、という意味ではありません。
まず、このワインはオーク樽を使いません。
あくまで、葡萄の素性を活かす作りが優先されています。
このため、グラスに注いだワインからは、プラムやシナモン、スミレ・・・といったネッビオーロ種らしい香りが立ち昇ります。
でも、樽の風味が無い分、果実味は芳醇!
ネッビオーロの美味さ「これでもか!」というくらいストレートに伝わってきます。
全体のイメージはフルボディですが、その中にも柔らかさとマイルドなタンニン(渋味成分)があり、飲み手を飽きさせない風味が魅力です。
バローロやバルバレスコとは一味違う、ネッビオーロを体感できますよ!
抜栓翌日にもテイストしましたが、ボディは更に丸味を帯び、余韻には完熟果実のかすかな甘さも感じられました。
正直言って、2日目の方が個人的には好きですね。
抜栓のタイミングには個人差がありますので、まずは飲まれる2~3時間前の抜栓をおすすめします。
日常的に楽しむ用のワイン・・・と最初に書きましたが、5~7年の熟成には十分耐えうるワインでもあります。
念のため!
【産地】イタリア ピエモンテ州ランゲ地区 【生産者】アゼリア 【タイプ】赤ワイン/フルボディ 【葡萄品種】ネッビオーロ100% 【容量】750ml 【アルコール度】13.5%
【料理との相性】お肉を使った各種料理 etc. 【備考】ビオディナミ・ワイン
【カンティーナの詳細はこちら】 ⇒ アゼリア
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