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イタリア > ピエモンテ州
各種オーガニック系ワイン > ユーロリーフ認証ワイン
【ユーロリーフ認証ワイン】
女性エノロゴが作る銘醸バローロ
最高年2015年産!別格のモスコーニ
【ソムリエ〈Francesco〉コメント】
ピエモンテ州はもとより、イタリアを代表する赤ワインとしてよく知られるワイン。
★バローロ Barolo★
既にバローロを楽しまれた方も多いと思います。
でも「初めてバローロを飲んでみよう・・・」という方にとって、生産者の多さと千差万別の価格差から、最も選びにくいワインのひとつに挙げられるのではないでしょうか。
その様な時、私〈Francesco〉が実店舗でお客様に真っ先にアドバイスするのは
★生産者を選ぶ★
という点です。
生産者と言っても、色々選ぶポイントがあり、お客様にアドバイスする3大ポイントは・・・
1)カジュアルだけど雰囲気のあるバローロを作る生産者
2)新進気鋭の生産者が作り上げるバローロ
3)クリュ(葡萄畑)に拘った生産者
その3つを踏まえて、こちらでは(3)のバローロをご紹介します。
◆2015 モスコーニ・バローロ
*Mosconi Barolo*
作り手は「ピラー(E.Pira e Figli)」。
ピラー社は、その名前の由来となったピラー家が19世紀末にワイナリーを立ち上げたことが始まりです。
ピラー社は当初から非常に高く評価されていましたが、ルイージ・ピラー氏を最後にピラー家の男系が途絶えると・・・
ワインの伝統を守るため、1980年にボスキス家にワイナリーを譲渡しました。
当時、新進気鋭のエノロゴ(醸造家)として名を馳せていたキアラ・ボスキス女史(写真右)がワイナリーを受け継いだ事で、さらに注目を集める事となりました。
キアラ女史は当時を振り返ってこう仰っていました。
「80年代当時、バローロを作るワイナリーの中で私は唯一の女性だったわ。
でもだからといって、特別扱いは受けない。
ワイン造りに関わる仕事は全て、全て、全て、、やったわ。
だって本当にやりたかった仕事だもの。
樽を動かす作業なんかも1人手作業でやったわねえ。」
彼女は今も葡萄木の剪定~栽培~収穫~醸造・・・と精力的にこなしています。
そんなキアラ女史を支えるワイン作りの哲学(基本)は
「ワイン醸造を行う上で、最も大切であると考えるのは、思いやりを持って葡萄を丁寧に扱う事」。
その彼女が作るバローロの味わいとは・・・
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〔畑名が付いたバローロ〕
モスコーニは、モンフォルテ・ダルバ村に彼女が所有するクリュ(=畑 0.8ha)の名が付けられたバローロです。
標高370mに位置する南向きのモスコーニ畑ですが、ネッビオーロ種の完熟を待ったため、2015年は彼女が作る他のバローロと比べて一番収穫が遅くなりました。
※カンヌービ ⇒ 2015年9月24日
※ヴィア・ヌォーヴァ ⇒ 2015年9月29日
※モスコーニ ⇒ 2015年10月03日
この葡萄を使い、ライト・トーストされたオークの大樽(=2000L級 新樽比率約30%)で24ヶ月熟成後、12ヶ月の瓶内熟成を経てリリースされたバローロです。
生産本数は僅か6,700本。
畑名が付く=美味しい という図式は成り立ちませんが、どういう場所で、どういう人が作ったか、という“素性”がはっきりします。
さらに畑名を付けないバローロに比べて“ワインの個性”がはっきりしますので、
個性を楽しんでいただける逸品と感じています。
グラスに注ぐなり、しっかりとレッドカラーが目に飛び込みます。
そしてグラスの縁には、ほんのわずかにレンガ色の色調が見え隠れします。
(右テイスト画像をクリックすると色合いが確認できます)
それはキアラさんが作る他のバローロ(カンヌービ、ヴィア・ヌオーヴァ)に比べて濃さを感じさせる色合いです。
※モスコーニ、カンヌービ、ヴィア・ヌオーヴァの色合いチェックはこちら
香りは完熟したプラムやスパイスを感じさせる香りがあり、加えてドライフルーツ・・・
といった秀逸なバローロ特有の香りが際立ちます。
また、大樽熟成のワインらしく、樽に由来するバニラチックな香りは軽く、それは他の風味を邪魔しない程度です。
そして、ひと口。
真っ先に感じるタンニン(渋味成分)は、強さを感じさせるものの熟していて丸みがありますし、
しっとりとした果実味はドライでエレガント。くどさを感じさせません。
しかも、ミネラル感もたっぷり!
土地(畑)の素性が素直に表現されたボリューム感あるバローロです。
キアラ・ボスキス女史が手掛けるバローロの最大の特徴は、タンニンや酸の裏に隠された果実のきめ細やかさです。
非常に繊細でありながら、持続性のある香りが感じられ、シンフォニーのように様々な要素がバランスよく口の中に広がります。
特に、キアラさんが作るカンヌービやヴィア・ヌオーヴァに比べて味わいの濃さが魅力のモスコーニは、
※抜栓直後からた楽しめるバローロ
と私〈Francesco〉的には感じました。
もちろん、抜栓2日目でももちろんOK!
抜栓後の風味には個人個人の好みの差がありますので、抜栓当時、抜栓翌日・・・と時間をかけてお楽しみください。
きっときっと、この銘酒の真価をお楽しみいただけると思っています。
地元では「バローロと白トリュフ」が定番と言われたりしますが、私〈Francesco〉は、基本的にお肉を使った家庭料理に合わせます。
ステーキはもちろん、ハンバーグ、ローストビーフ、手に入れば鴨肉ローストに合わせたりします。
また意外にも、新鮮な魚を使ったカルパッチョやリゾットにも合いました!
ぜひ銘醸ワインと料理のアッビナメント(マリアージュ)をお楽しみください。
【ワインのコルク栓について】
このワインに使われるコルク栓の長さは約5センチ!
通常よりも長めのコルク栓が使われていますので、抜栓の際は
※ゆっくりとスクリューを差し込み
※じっくりと引き上げてください。
スクリューの差込みが足らなかったり、急いで引き上げた際はコルク栓が途中で折れてしまう場合がございます。
お気をつけくださいね!
※ワインFAQ ⇒ コルクの状態について
【産地】イタリア ピエモンテ州バローロ地区 【生産者】ピラー(E.Pira e Figli) 【タイプ】赤ワイン/フルボディ 【葡萄品種】ネッビオーロ100% 【容量】750ml 【アルコール度】14.5% 【料理との相性】お肉を使った各種料理 etc.
【備考】ユーロリーフ認証ワイン
【カンティーナの詳細はこちら】 ⇒ ピラー
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