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イタリア > カラブーリア州
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イタリア最南端カラブーリアから
樽仕込みされた【白】の銘酒が限定入荷
【ソムリエ〈Francesco〉コメント】
グレコ・ビアンコ=Greco-Bianco。
これと類似する品種に、南イタリア、カンパーニア州のDOCG白ワイン「グレコ・ディ・トゥーフォ」に代表される葡萄品種「グレコ種」があります。
でも、グレコ種とグレコ・ビアンコ種は全くの別品種。
グレコ・ビアンコ種は、カラブーリア州の南端にある「グレコ村原産」です。
この葡萄は本来、甘口仕立てにされることが多いのですが、カラブーリア州北部ポッリーノ地域では、オーク樽を使うことで眠っていた個性がググッと引き出された辛口【白】ワインが存在します。
そのワインを今年も限定輸入しました!
◇2019 コッゾ・デル・ペッレグリーノ
*Cozzo del Pellegrino*
作り手は「フェッロチント」。
2007年に設立された、まだ新しいカンティーナですが、既に驚くほど高品質のワインを作り上げています。
そのひとつがこの「コッゾ・デル・ペッレグリーノ」です。
年産わずか5000本弱。
ブルゴーニュ用のバリック樽(=225L)で醸される本格白ワインで、この土地の素性と葡萄の個性が活かされた素晴らしいワインなんです!
その味わいを紐解いてみました。
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【産地について】
カラブーリア州・・・というと、南イタリアに在るので「さぞかし気温も高く暑い地域」と思われがちです。
でも、フェッロチントの所在地コセンツァ県カステロヴィッラリ村は、ポッリーノ山脈の麓、標高250~450mに葡萄畑が点在します。
この地は昼夜の寒暖差が大きく、雨はピエモンテ州並みに降り、平均気温はトスカーノ州とほぼ同じです。
この様にカステロヴィッラリ村周辺は北イタリア並みのミクロクリマ(=微気候)があり、葡萄栽培に適している地として注目されています。
グラスに注いだ瞬間に広がる濃く、そして輝くようなイエローカラー。
グラスからは、柔らかいバニラの香りが感じられます。
それはけばけばしく無くエレガントで、使われるブルゴーニュ用のバリック樽(=225L)の素性の良さが伝わります。
その香りの中から柑橘系の香り、、、
いや、じっくり香ってみると、アプリコットやトロピカルフルーツを想わせる華やかな香りが印象的です。
また、時間の経過とともに現れる蜂蜜を想わせる複雑な香りもこのワインの魅力です。
口に含んでもコクとまろやかさが際立っていて、完熟葡萄のみが持つボリューム感たっぷりの果実味を、キリッとした酸が引き締めてくれます。
もちろん、余韻も申し分ありません、
口の中で葡萄の香りと余韻が長く長く続きます。
当店でも、このワインをティスティングしました。
2012年産までは抜栓直後、それこそ 「このワイン、、、樽香が強すぎるんじゃない?」 と思われたのですが、
2013年産以降は優しい樽香が魅力的で、果実の香りがぐんぐん立ち昇ります。
・・・なので、2019年産も抜栓直後からOK。
また、抜栓翌日~翌々日も美味しく召し上がって頂けます。
香りは弱まっていきますが、逆に味わいにまろやかさが産まれて、違った味わいが楽しめるんです!
もともと、このワインが作られる地域では、葡萄栽培の歴史は古く、地元の人々に聞いても・・・
※始まりは記憶にも記録にも無い
そうです。。。
現在の土地の所有者であるノラ家が別荘をこの地に構えた1800年代にも、すでに葡萄畑があったようで、
イタリアワイン産地の中でも、歴史に残る地域と言えるのでは・・・と思います。
生産量自体も少ないので、欠品したらごめんなさい。。。
【独善的マリアージュ】
この味わいは、やはり・・・
※バターを使う料理
※チーズ各種
にマッチすると思います。
特に濃厚さを持つ白ワインなので、バターソテーなんてピッタリ。
魚等を焼く時に、ちょっぴりパターを加えていただくだけで、驚くほどマッチしますよ!
ぜひお試し下さい!!
【産地】イタリア カラブーリア州 【生産者】テヌーテ・フェッロチント 【タイプ】白ワイン/辛口タイプ 【葡萄品種】グレコ・ビアンコ100% 【容量】750ml 【アルコール度数】 14.0% 【料理との相性】肉料理全般、パスタ料理、魚介類の料理 etc.
【カンティーナの詳細はこちら】 ⇒ フェッロチント
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