Azelia アゼリア |
◆アゼリアについて
アゼリアがどういう作り手であるのか、、端的に表現すると・・・
★伝統ある家族経営のカンティーナ ★バローロ品質革新の旗頭
そのアゼリアは、バローロで有名なカスティリオーネ・ファッレットの中心部に位置する、設立1920年のカンティーナです。 現当主は4代目ルイージ・スカヴィーノさん。
現在は約16haの畑を所有し、DOCGバローロを中心に約80,000本のワインを生産しています。 (8万本はバローロ生産者としては中堅クラスの生産量です。)
◆バローロ・ボーイズについて
設立当時は熟成に大樽を使う伝統的なスタイルの作り手でしたが、1980年代後半にバリック(=小樽)による熟成をも併用して開始しました。
そもそも、なぜ小樽を使うのか。それは・・・ 熟成で使用する樽のサイズを小さくし、樽との接触面性率を上げ、スピーディーに酸味を和らげる、という考え方からでした。 大樽よりも素早く熟成が出来、樽からの渋味をワインに与えすぎずに済むという結果を狙ったものでした。
また、もうひとつの理由は、この強烈?な樽香がアメリカをはじゅめとする消費国でたいそう好まれた、ということも挙げられます。
でもアゼリアの場合、これが後々、誤解を生む結果となりました。 バリック熟成によるバローロ=バローロ・ボーイズ。 アゼリアもバローロ・ボーイズの一員とされる記事がワイン専門誌を中心に記載され、広まりました。
でも、この風評?を知るルイージ・スカヴィーノさんは、当店にお越し頂いた時、こう仰いました。 私は自分自身からバローロ・ボーイズを名乗ったことも無いし、そういうグループに入ったことも無い。 むしろ、アゼリア=バローロ・ボーイズと言われることに対し、とても嫌悪感を感じる。 このため、アゼリアではバリックを使うこともあれば一方で大樽を使うこともある。 全ては収穫したネッビオーロ種のポテンシャルを最大限に発揮させる考えからなんだ。
この考えこそが 「バローロ品質革新の旗頭」 と言われる理由です。 醸すワインによって最良の方法を取り入れることを主としているカンティーナである、ということを忘れないでくださいね。
◆アゼリアの葡萄畑
アゼリアのワインは全て自社畑生産! 畑はカスティリオーネ・ファッレット、セッラルンガ・ダルバ、モンテルーポ・アルベーゼに位置しています。
リゼルヴァを含む4つの知名度の高いクリュ畑(単一畑)を擁しており、中でもその筆頭は★ブリッコ・フィアスコです。
他には、★マルゲリア、★ヴォゲラ・ブレア、★サン・ロッコ のクリュ・バローロも手掛けています。
歴史あるカンティーナであるため自社畑の樹齢が高いのもポイントであり、これも強く魅了される素晴らしい味わいのバローロを生み出す所以(ゆえん)の一つです。
◆土地への情熱、強く深い味わい
アゼリアの信念は、家族代々受け継がれてきた土地へ情熱を捧げ、ピエモンテの土着葡萄品種のみで土地の個性を均整の取れたワインとして見事に表すこと。
全てのワインはピエモンテ州の黒葡萄品種3種のみから栽培されており、テロワールの自然な状態を尊重するために化学肥料や農薬は一切使用しません。 個本的にはビオロジック、一部ビオディナミ手法を導入しています。(認証無し)
土地や畑の個性を最大限に表現するために、ワインごとに異なる醸造方法を採用している、というこだわりも見られます。
また、アゼリアのワインは、優れたバランス感と果実の密度があり、比較的早くから楽しむことができるため非常に親しみやすいスタイルといえます。
洗練された味わいと品質、そしてその知名度からみても非常に高いコスト・パフォーマンスに感心する作り手です。
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