2011年6/05~6/12、私〈Francesco〉は日常業務を放棄して、イタリアのワイナリー(カンティーナ)をせっせと訪問してきました。こちらでは、撮り貯めた写真の一部とともに、その模様をご紹介いたします。 皆さんの参考になるかは、非常に疑問ですが。。。(苦笑) 掲載している写真をクリックしていただくと拡大画像も見れますので、お時間のある方はじ~っくりとご覧下さい。 〈Francesco〉 |
カンティーナ・ボルツァーノの赤ワイン |
カンティーナ・ボルツァーノの白ワイン |
【特別輸入】 グリエスコレクションワイン |
◆カンティーナ・ボルツァーノについて◆
地元では「Kellerei Bozen = ケラーライ・ボーゼン」という同義のドイツ語表記で親しまれるカンティーナ・ボルツァーノ。 2001年9月1日に「カンティーナ・グリエス Cantina Gries」と「カンティーナ サンタ・マッダレーナCantina Santa Maddalena」が合併してできたカンティーナ(ワイナリー)です。
このカンティーナの大きな特長は「成果主義制度」。 簡単に言えば、『クオリティの良い会員に対しては報酬を支払う』というシステムです。
通常の場合、栽培農家の収穫量に応じて報酬を支払うのが一般的ですが、カンティーナ・ボルツァーノ社は、現在では200を超える契約農家会員と共に「クオリティを重視した葡萄栽培→ワイン生産」という意識統一を図っています。 (つまり、質の良い葡萄を造れば葡萄の価格も上がり、結果的に所得も増える、という構造になっています)
またボルツァーノ社は、上記の畑でのこだわり以外にも、コルクへのこだわりも同州随一! コルク業者から購入したコルクを実験用のワイン(もしくはアルコール)に漬け込み、コルク臭をチェックしたり、 (これについては、フリウーリ・ヴェネツィア・ジューリア州のヴィエ・ディ・ロマンス社も行っております。) 信頼度の高いワイナリーの証拠であると言えるでしょう。
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◆ボルツァーノBolzano地区について◆
イタリア共和国北部、トレンティーノ=アルト・アディジェ州(Trentino - Alto Adige)という2つの自治区の共同州です。
そのため、トレンティーノTrentinoのエリアと・アルト・アディジェAlto Adigeのエリアにまず二分されます。
このアルト・アディジェの名前の由来はアディジェAdige川上流(Alto)にあるエリアであることからきています。
イタリア圏内ですが、母国語はドイツ語とイタリア語が公用語として話されています。
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◆ドイツ語が話される理由◆
ティロル地方全体はドイツ語圏の一部として支配されていました。(当時、イタリア語は少数派) 1861年にイタリア王国が成立した後も、オーストリア領の中にイタリア語を母国語とするエリアが存在しました。イタリア政府はそれらの地域もイタリア領にすることを目的にしていました。 第一次世界大戦において、オーストリア側と「このエリア」について、イタリア領の自治権を譲る代わりに参戦を認める協定を結びます。
よって、南ティロル地方=Sudtirol=ボルツァーノBolzano地区はイタリア領となり、一旦ヒトラー政権時代にドイツ陣営占拠されたチロル地方もドイツとオーストリアの合邦の無効によりオーストリア領に復帰することになりました。
イタリア領内にも関わらず、現在でも約半数以上の住民がドイツ語を話し、イタリア語と2ヶ国語を操る人は少なくありません。 |
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1908年、60件の農家が集まり設立された協同組合がケラーライ・グリエスです。 大規模ワイナリーが葡萄を買い叩き、農家が利益を得られない状況から脱し、農家自らがワインの醸造産まで責任を持つシステムは、地域のワインの品質向上にも繋がりました。 2001年にはケラーライ・サンタマッダレーナと合併。世界的なワイナリーとなり今日に続いています。 下記でご案内するワインは通常、日本では販売されないものを特別にお取り寄せしたワインです。 地元の味わいそのものをお楽しみいただける逸品揃いとしてご紹介いたします。
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