Cincinnato チンチンナート |
◆ラツィオ州が誇る協同組合
チンチンナートの所在地は、イタリアの首都ローマから南東50kmの歴史ある街コリ。
元々このコリ地域では小さな生産者が多かったため、大資本との競争に負けないよう1947年、必然的に組織された協同組合なんです。
現在は組合員130農家を有し、ラツィオ州に伝わる古代品種を受け継ぐカンティーナとして注目される存在です。
◆ラツィオ州の古代品種を受け継ぐカンティーナ
逆に言うと、国際品種によるワイン作りは行われていない。。。
その点をチンチンナート社長(協同組合長)ナッツァーレ・リミタさんにお聞きしました。
1990年初頭、イタリアにも国際品種ブームが到来しましたが、チンチンナート社は、実はそのブームに乗り遅れてしまいました。
というのも、チンチンナートは協同組合であるがゆえにカンティーナの方向性を決める際、組合員の賛同を得るのに時間がかかるのです。
そこで私は「今さら遅れて国際品種ブームに乗るのではなく、自分達にしかない土着品種のポテンシャルを信じよう」と考え、量より質を求めたワイン作りへ方向転換することにしたのです。
ブームに乗り遅れたことが、結果的にその後2000前後年にやって来るイタリア土着品種回帰ブームに先駆けることになったのです。
◆カジュアルな価格を貫くカンティーナ
そして、それらはいずれもカジュアル価格!
今、これだけの品質のワインを2000円前後で買い求めるのは難しくなってきていますが、チンチンナートはそれをさらりとやってのけています。
また、地元ででの消費が92%を占める、いわば地産地消の傾向が強いワインですが、この味わいは日本人にも合うテイストだと思っています。
ぜひ一度は楽しんで頂きたいワインです。
ちなみに、紀元前5世紀にこの地を治めていたローマ帝国の執政官「ルチウス・クィンティウス・チンチンナートゥス」が社名の由来となっています。
〈Francesco〉
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