Duca di Salaparuta ドゥーカ・ディ・サラパルータ |
◆ドゥーカ・ディ・サラパルータ社の歴史
1824年、シチリア州パレルモ県カステルダッチャに誕生したカンティーナ「ドゥーカ・ディ・サラパルータ社」。
当時シチリアで隆盛を誇っていたサラパルータ公爵は、世界各国から訪れる大使や伯爵といったゲストをもてなすために所有地で採れる葡萄からワインを醸造し、ワインを作り始めました。
このワイン作りを継いだ3代目当主のエンリコ公は、フランス・ボルドーで醸造技術を学び、帰国後は最新設備の導入やフランスからの専門家の招聘などを通してコルヴォ・ワインの品質を飛躍的に高めました。
またエンリコ公は当時は珍しかった、ワインに統一したラベルを貼るというマーケティングを初めて取り入れました。
ちなみに、この功績をたたえ、彼に捧げられたワインがネロ・ダーヴォラ100%のドゥーカ・エンリコです。
◆ドーゥカ・ディ・サラパルータ社の畑
ドゥーカ・ディ・サラパルータ社は近年、シチリア中部のスオール・マルケーザ、シチリア東部のヴァヤシンディ、シチリア南部のリシニョーロの3つの畑を新たに購入し、土壌にあったワイン作りに力を入れています。
◇スオール・マルケーザ 地域:シチリア中部のリエージ 土壌:ケイ土、石灰質で構成された白くさらさらの土地。 気候:夏は非常に暑く、冬は温暖で暖かい。 主な栽培品種:ネーロ・ダーヴォラ
◇ヴァヤシンディ 地域:シチリア東部カスティリオーネの町、パッソピッシャーロ、エトナ山の北側 土壌:火山由来の小さな軽石の層 気候:昼夜の気候差が大きい 主な栽培品種:ネレッロ・マスカレーゼ
◇リシニョーロ 地域:トラパニ県サレーミ 土壌:ケイ土、粘土質の混成土壌 気候:冬は温暖で湿気があり春は非常に乾燥し風が強い。夏は気候差が大きい。 主な栽培品種:グリッロ
◆ドゥーカ・ディ・サラパルータのラインナップ
1)ドゥーカ・ディ・サラパルータライン ~醸造スタイルの象徴~ シチリアの中で特に知られている土地の中から、3つの自社畑を購入し、シチリアの大地に結びつくような ワインを製造するというプロジェクトを立ち上げ、数々のワインを生み出してきました。
そのワインの中には 初のネロ・ダーヴォラ100%のドゥーカ・エンリコなど、現在ではドゥーカ・ディ・サラパルータ社の象徴とも いえるワインなどがあります。
同社が作るワインは常に革新的な方法でそれぞれの土地やシチリアワイン醸造の長い伝統を表現しているともいえます。 それは、まるでその人にしか味わう事のできない唯一の優雅な人生を表現しているようでもあります。
2)コルヴォライン ~敢えて臨むクラシックスタイル~
コルヴォラインはその昔、葡萄畑にやってきた一羽のカラスが毎日うるさく鳴いて人々が困っていた時、 動物と話ができる修道僧が静かにしてくれるよう頼んだところ、 「コルヴォ(カラス)の名前を忘れず大切にするなら 二度と邪魔をしない」 と約束してくれたというシチリアの神話から生まれた、ドゥーカ・ディ・サラパルータ社にとっては非常に思い入れのあるブランドです。
土着品種それぞれの特徴が最大限に表現され、さらにコストパフォーマンスの面からもシチリアワインの個性や心地よさが表現されており、デイリーワインとして多く愛飲されています。
〈Francesco〉
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ドゥーカ・ディ・サラパルータが作るシチリア伝統デザートワイン
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