Cantine LUNAE カンティーネ・ルナエ |
◆リグーリア州ラ・スペツィア
リグーリア州、ラ・スペツィアに位置し、トスカーナ州とリグーリア州の境にワイナリーと畑を持つルナエ社。
もともと現社長のパオロ・ボゾーニ氏の祖父であるオリエンテ・ボゾーニ氏が農園を開き、オリーブや野菜などの栽培を行っていました。
1966年にパオロ氏がそこでワイナリーを開き、ルナエ社の歴史は始まりました。 トスカーナ州との州境に接した場所に畑があり、それらはColli di Luni(コッリ・ディ・ルーニ) DOCの生産地域です。
この辺りは海と山に挟まれた土地で、夏場でも夜は冷え込みます。そのため、この寒暖の差がたっぷりのアロマとフレッシュさを持ち合わせたワインを生み出します。
「昨日があるから今日があり、今日があるから道筋が生まれ、やがてそれは歴史になる」 このコンセプトをもとに、ワインは自然と人類が作りだす産物であるとの考えの下、その土地とワイン作りの伝統を反映したワインを醸造しています。
◆ルナエ社のワイン作り
リグーリア州の葡萄は沿岸部、平野、丘陵地帯と大きく分けると三つの異なった環境の土地で栽培されます。
また、土壌も変化に富み、一つの葡萄畑でも粘土質や砂質が入り混じっていることが珍しくありません。
リグーリア州の主要な葡萄耕作面積は14,500ha。 リグーリア州の畑は小さい畑が点在しており、この小さな畑のことをその土地に住む人々は『Fazzoletto(ハンカチ)』と愛情を込めて呼んでいます。
この中でルナエ社では、地品種はもとより、絶滅しつつある古代土着品種を再発見・再評価し栽培するこだわりをみせています。
ちなみに、これは個人的な感想ですが、 リグーリア州に接するトスカーナ州産には、土の雰囲気=複雑な要素が絡んだコクのある味わいの違いを見せつけますので、
コッリ・ディ・ルーニの地はリグーリア州とトスカーナ州の境にあるため、両州の特長を持ち合わせたワインが作られていると感じています。
◆ワイナリー名の由来
ルナエ社の名前の由来はラテン語の『Lunae(月)』に由来しています。
古代ローマ時代、ラ・スペッツィアの近くに『Luna(イタリア語で月)』という名の町があり、湾に沿った町の形が月に似ていたため、この名前が付けられました。
Lunaは港町としても栄えていました。Lunaは先に述べたトスカーナ州のカッラーラという町からも近かったため、建物が大理石で造られており、夜になると月の光が大理石に反射して輝いて見え、それは美しい町だったそうです。
しかし当時、北方の侵略者が南下してきた際に、Lunaのあまりの輝かしさと美しさにローマと間違えられ略奪にあい、滅びてしまいました。
Lunaでは当時から高品質な白ワインが作られ、ローマにも届けられていたそうです。
パオロ氏は自分の産まれた土地にあった、伝説の『月の町』を思い浮かべ、また、高品質なワインを作っていた町でもあったことから、自分のワイナリーに『ラテン語Lvnae = イタリア語Luna』という名前をつけたということです。
〈Francesco〉
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