E.Pira e Figli ピラー |
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【ピラーについて】
バローロ村の入り口に位置し、バローロ村のカンヌービとテルニ、モンフォルテ・ダルバ村のモスコーニなどに畑を持つワイナリーです。
オーナーであり醸造責任者でもあるキアラ・ボスキス女史が最も重要視しているのが、畑での手仕事。細心の注意を払い、土壌に敬意を持って栽培を行っています。
化学肥料や除草剤などは一切使用せず、環境への影響を最小限に抑えた形で最高の葡萄を栽培しています。
【ピラー社の歴史】
1637年、サヴォイア家に仕えていたサルデーニャ島出身の軍人ガスパル・ピラーに褒章としてバローロの土地が与えられた事からピラー社の歴史が始まります。
1800年代末には、E.Pira&Figli(ピラー)社としてバローロの土地でワイン作りが始められました。
かつてのオーナーであるルイージ・ピラー氏は伝統的なバローロの作り手で、伝統的な醸造方法を好み、破砕を足で行う等、いかなる技術の助けも得ることなくワイン生産を行っていました。
ただ、ルイージ・ピラー氏を最後にピラー家の男系が途絶えると、ワインの伝統を守るためボスキス家にワイナリーを譲渡しました。
ピラー社は当初から非常に高く評価されていましたが、新進気鋭のエノロゴ(醸造家)として名を馳せていたキアラ・ボスキス女史が1980年にワイナリーを受け継いだ事で、さらに注目を集める事となりました。
キアラ女史は同じくピエモンテ州のラ・スピネッタ社のジョルジョ・リヴェッティ氏とも親交が深く「良いワインは良い葡萄から」という共通の栽培哲学を持って畑での仕事を厳密に手作業で行っています。
【キアラ・ボスキス女史のバローロ】
ピラー社のワインは、キアラ女史が栽培を手掛けている葡萄のみを使って作られます。
バローロD.O.C.G.エリアには、葡萄栽培に最適な条件が揃った「Le.Grandi.Vigne(偉大な畑)」と呼ばれる畑があります。
この「偉大な畑」というのは、いずれも小さな区画(畑)ですが、特別に日当たりがよく、急斜面で土壌構成もよいという好条件が揃っており、さらに特殊なミクロクリマが葡萄にエレガントさを与え、上質のワインが生まれます。
ピラー社の畑はいずれもこの「偉大な畑」に位置しています。 特にカンヌービは、「悪魔に魂を売ってでも手に入れたい畑」と呼ばれるほど名高い畑。
その偉大な畑で、キアラ女史が自らの手で育てたブドウを醸造して造る華麗なワインは、世界中で高い評価を受けています。
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新進気鋭のエノロゴ(醸造家)キアラ・ボスキス女史(写真右)がワイナリーを受け継いだ当時を振り返ってこう仰っていました。
「1980年代当時、バローロを作るワイナリーの中で私は唯一の女性だったわ。 でもだからといって、特別扱いは受けない。 ワイン造りに関わる仕事は全て、全て、全て、、やったわ。 だって本当にやりたかった仕事だもの。 樽を動かす作業なんかも1人手作業でやったわねえ。」
彼女は今も葡萄木の剪定~栽培~収穫~醸造・・・と精力的にこなしています。
そんなキアラ女史を支えるワイン作りの哲学(基本)は
「ワイン醸造を行う上で、最も大切であると考えるのは、思いやりを持って葡萄を丁寧に扱う事」。
その彼女が作るバローロの味わいとは・・・
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