San-Giuseppe サン・ジュゼッペ |
||
◆サン・ジュゼッペの歴史◆
1992年創業。 オーナーであり、栽培・醸造責任者も兼ねる「ステッラ・ディ・カンパルト」さんのワイン人生は19歳で結婚後、義母にモンタルチーノの葡萄畑を贈与された時に全てが始まりました。
1996年、有機の認証を取得。 1999年には葡萄を植え替え、ワイナリーを建設。
ワイン作りにおいて全くの素人であったステッラさん。
ワイン作りを手掛けてからほんの数年の間に、平均樹齢10年余りの若木の葡萄から、これほどまで多くの人々に感銘を与えるワインを生み出すことが出来たということは、まさに“奇跡”と呼ぶに相応しいこと。
持って生まれた畑の土質やポジション、そしてステッラさんの人間的な資質が重要な要素であったことは言うまでもありません。
◆5つの葡萄畑◆
ワイン作りに関して、彼女は全て周囲の先輩から学びました。
中でもブルネッロ・ディ・モンタルチーノの銘生産者「サリクッティ」のフランチェスコ・レアンツァ氏(現在は引退)から学んだ事は大きかったと語っています。
ステッラさんは自分の葡萄畑についてこう言います。
「サリクッティ」のフランチェスコ氏を始めとする偉大なる先人達が、長い年月をかけ「身をもって」習得していったワイン作りにおけるノウハウの“エッセンス”部分を直接学ぶことが出来たことが大きい。
現在サン・ジュセッペには、「サッソ」「バッサ」「レッチョ」「クルヴァ」「ウリヴォ」という5つの畑があり、それらの畑には、全て同じクローンのサンジョヴェーゼが植えられています。
その「力を引き出していく」ための農法として彼女が選んだのがバイオダイナミック(ビオ・ディナミ)でした。
彼女がこの農法を選んだ理由は、幼かった頃の娘さんのアレルギー。 西洋の医学では治らなかったアレルギーが漢方によって効果を表したそうで、化学的なモノに頼らない気質が生まれました。
また、若くして母親となったことによってステッラさんが備えることができた「母性」、そして「懐の深さ」も、そのワインに生かされています。
「畑と子供は似ている。自分の力を持っている。それを良い方向に引き出してあげることが大事」
と語る彼女。
その実力は、あのニコラ・ジョリー氏にも早くから認められ、彼が率いる自然派ワイングループ、“ Renaissance ”になんと特例として無審査で加入が認められています。
新しい畑であるにもかかわらず、古い畑からしか生まれてこないような複雑で深い香りと味わいを持つ彼女のワイン。
そのワインには、テロワールの素晴らしさが力強く息づいています。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
【余談:自然派ワインについて】
ステッラさんのワインは「究極の自然派ワイン=ビオディナミ」ですが、それを全く感じさせない味わいも魅力です。
今、世界のワイン市場を見ると、「有機栽培」「ビオワイン」「自然派ワイン」「ヴァン・ナチュール」という言葉自体がワインのマーケティング戦略の一環として使われているように思います。
ビオ系ワイン特有の 酸化臭=ビオ臭 が感じられるワインでさえ
※それが有機栽培の特長だから、云々。。。
と厚顔無恥に語るワイン生産者・関係者も存在します。
でも、私はそれは間違っていると思います。
ビオワインであっても美味しいものは美味しい、不味いものは不味い とはっきり口にしないと、厚顔無恥なワイン生産者はますますはびこるでしょう。
その様な「問題あるビオ系ワイン」とは全く異なる「本当に美味しいビオワイン」をステッラさんのワインを飲むことによって、是非とも感じ取って欲しいです!
是非、希少なステッラさんのワインを 「在庫のある間に」 お楽しみ下さい。
|
サン・ジュゼッペ オールド・ヴィンテージ
2024年6月より、サン・ジュゼッペのオールド・ヴィンテージを店頭でのみ販売いたします。 当店ホームページ上での販売予定はございません。予めご了承ください。
◆ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2004年産~2009年産 ◆ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2002年産~2010年産
※希少品につき完売の折はご容赦ください。 ※価格のお問合せやご予約・お取り置きのサービスは行っておりません。 |
ワインの詳細やオーダーは「ワイン名」をクリックしてしてください
|
2015年6月2日 ステッラさんと