◆テレザ・ライツについて◆
テレザ・ライツは、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州北東部のポヴォレット(Povolett)という小さな村に位置しています。
もともとはヨーロッパで高い評価を得ている「アクアヴィーテ」という高級グラッパの専門メーカーが「テレザ・ライツ」です。
でも、オーナーのパオロ・トゾリーニ氏が大のワイン好きということで、自分の理想とするワインを完成させようと1971年、ワイン作りをスタートさせました。 (現在、グラッパメーカーはパオロさんの兄が経営)
パオロさんはフリウリ地域で素晴らしいワインを作るため、友人であり、当時アンティノリ社で醸造を担当し、後にサッシカイアの醸造に携わったジャコモ・タキス氏の応援を得て、素晴らしいワインを作り上げることに成功しました。 (現在のエノロゴは アレッシオ・ドリゴ氏)
「細かなことが重要なのだ」と一つ一つの作業に余念がないパオロさん。
「情熱・努力・投資の3つの要素が揃ってこそ初めて素晴らしいワインができる」と語るパオロさん。
彼の作るワインのテーマが 「ずっと飲み続けられるワイン」。
食事と合わせた時に最高のパフォーマンスが発揮できるワインを目指して作り続けられています。
◆ステンレスタンクの徹底
テレザ・ライツのワイン作りで徹底されているのが、ステンレスタンクの使用です。
赤ワイン・白ワイン共にワインの90%以上はオーク樽を使用していません。
これは上述した 「ずっと飲み続けられるワイン」 の信念に基づいています。
オーク樽をほとんど使わないことについてパオロさんは グランヴァンを作るより、食事と飲んでお互いが邪魔をし合わないワインが好きなんだ。それこそがイタリアワインのよさだと思うからだ と仰っていたのが印象的です。
◆2つのブランド
同社のワインは 「テレザ・ライツ」 「レ・マルスーレ」 と、2つのブランドで販売されています。 その違いは・・・
(1)テレザ・ライツ ⇒ 同社を代表する高級ワインブランド (2)レ・マルスーレ ⇒ 日常楽しめるカジュアルワイン
高級ワイン・・・といっても、同社のワインはコストパフォーマンスに優れているばかりか、非常にリーズナブル!
また、レ・マルスーレは、地品種や国際品種をうまく取り入れ、1000円台で楽しめる理想的ラインを築いています。
◆家族経営
私〈Francesco〉自身も、このカンティーナを訪問しましたが、非常にこじんまりとした、典型的な家族経営の「ブティック・ワイナリー」と言っても過言ではありません。
現在は長男のアレッサンドロ君がカンティーナの代表となりつつあり、ゆくゆくは彼のワインが市場にお披露目される日も近いのでは・・・と思っています。
生産量が少ないが故に、欠品するワインも多いのが悩み?ですが、量を追わず質を追求するこのカンティーナに、今後も注目していきたいですね。 〈Francesco〉
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