Umani-Ronchi ウマニ・ロンキ |
◆ウマニ・ロンキについて
イタリア中部の東海岸、美しい自然に恵まれたマルケ州のワイナリー「ウマニ・ロンキ社」。
設立は1955年。 いち早く近代的な畑の管理法やブドウ栽培法、そして新しいワイン醸造法を取り入れました。
近年ではガンベロ・ロッソ誌を初め、国際的にも評価の高いワイン醸造家、ジュセッペ・カヴィオラ(Giuseppe Caviola)氏をコンサルタントに迎え、バリック熟成を取り入れた“レ・ブスケ”や“クマロ”、また「スーパー・マルケ」と言われる“ペラゴ”など、優れたワインを生み出しています。
また、2004年4月には、同社オーナーのベルネッティ家に伝わる紋章から、“すい星”を模したロゴを発表。幸運のサインとして知られるシューティングスターがウマニ・ロンキ社のシンボルマークとなりました。
まさにマルケ州を代表するリーディング・ワイナリーと言えるでしょう。
◆世界トップワイナリーの証
2012年度版ガンベロ・ロッソ誌では「カサル・ディ・セッラ・ヴェッキエ・ヴィーニェ」が「白ワイン・オブ・ザ・イヤー(最優秀白ワイン賞)」に選ばれました。
また、2024年には「イタリア年間最優秀ワイナリー賞」も受賞。
それを記念し、ミケーレさんがご来店くださいました。 ここでミケーレさんは、このワインについて語ってくださいました。
~~以下、ミケーレさんの話を要約~~
ウマニ・ロンキの畑に葡萄樹が植えられた1950年代当時は、生産量を最大にすることに重きが置かれていました。
しかし、諸々の条件は不利なものであるにも関わらず、この畑が位置するエリアからは非常にすばらしいワインができるということがわかり、徐々に量より質を求めるようになりました。
1980年代以降、ウマニ・ロンキ社は病害の畑を再生するという必要性からだけでなく、より機能的な畑、つまり、極端な機械化にも対応できる、質のよい畑というものを求めて、大規模な畑の改良、いわば畑の“リフォーム”に取り組み始めました。
しかも、モンテカロットの最も古い畑、つまり“ヴェッキエ・ヴィーニェ”の古木は、手を加えられることなく残されました。
というのも、葡萄畑の再生が始まった頃、私自身(=ミケーレ・ベルネッティさん)が、この畑に植えられている葡萄樹からは、まだこれから先何年も良い葡萄が採れると感じたのです。
これが“ヴェッキエ・ヴィーニェ”を始めとする新生ウマニ・ロンキワイン誕生のきっかけであり、真の意味での修復作業が始まりました。
この修復作業は、当時からすばらしい品質とバランスを兼ね備えた葡萄を産出し、収穫年によるばらつきはあるものの、年を重ねるにつれワインの品質の向上が見られた、この古い畑の質をさらに向上させることを目的としたもので、
具体的には、古くて壊れたり折れ曲がっていた針金をより伸びのよい新しい針金に取り換えるなどの繊細な作業でした。
また葡萄の古木を活かすということは、ワイナリーの従業員が葡萄樹と対話する能力を磨き続けることを意味しました。
その対話は古い葡萄樹の剪定から始まりますが、ルーティンワークのような単純作業とは違い、プロの力を要する重要な仕事であるという自覚を持って、ウマニ・ロンキ社はこのプロジェクトに力を注いできました。
何よりも葡萄そのものの質が高く、また醸造の上では最低限の技術しか施さないことから、限りなく自然な形に仕上がっているこのワインは、伝統と革新が調和し、ウマニ・ロンキ社の最高の畑を見事に表現したワインと言えるだろう。
そして今も歴史ある古い畑を守り、その価値を世に知らしめていくことをコンセプトとして作っているんだよ。
この様にヴェルディッキオ種やモンテプルチアーノ種など土着の品種を使った長期熟成の偉大なワインのみでなく、デイリーに楽しめるコストパーフォーマンスの高いワインも見過ごすわけにはいきません。 〈Francesco〉
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