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◆フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州について◆
イタリアの最も北東部に位置し、フリウリ(Friuli)地方とヴェネツィア・ジューリア(Venezia-Giulia)地方が統合してできた州です。
オーストリアやスロヴェニアと隣接し、複雑な言語が話されていて、イタリア語の他にドイツ語も話す民族がいたり、フリウリ地方独自のトレ・ロマンス語も話されています。
地形的にはフリウリの北側はアルプス山脈が連なっており、寒気が吹き抜けます。
◆フリウリは寒いところ!?◆
イタリアの北部ということもあり、フリウリは極寒の地と思われていますが、夏は30度を超えるほど安定した気候をもつエリアです。 1日の寒暖の差も15℃ほどあるので、引き締まった、中味がしっかりしたワインを生むことができます。
◆ヴィエ・ディ・ロマンスがどれだけ凄い生産者なのか◆
全てのワインがガンベロロッソ2グラス以上! これは他のカンティーナではほとんどありません。 ガンベロロッソは同一のテイスターがテイスティングを行うので好みが分かれるものです。 テイスター好みのワインが点数高く、そうでないワインは評価されにくい。 だからこそ、全体的に評価されているヴィエ・ディ・ロマンスは凄いんです!
コルクひとつひとつをチェック! これは間違いなく他のカンティーナには真似ができません! 自信を持っていえます。
左の写真のように次の年のことも念頭において複数のコルク業者から10個のコルクサンプルを取ります。
コルクをアルコールに浸し吸収率を確認。基準に満たないのものが10個中2個以上あるメーカーのものは却下されます。
これだけコルクには厳しいチェックがなされます。 その信念は「買ってもらったお客様にがっかりされるワインを造りたくないから」という思いからです。
◆ヴィエ・ディ・ロマンスという名の由来◆
ヴィエ・ディ・ロマンスは元々この名前ではありませんでした! ヴィエ・ディ・ロマンスのカンティーナとしての歴史は約100年前まで遡ります。
現在の当主のジャンフランコ氏は3代目。創立以来ずっと名字の「Gallo(ガッロ)」という名前で通っていました。 しかし、資本力のあるアメリカのワイナリーのガッロ社との登録名称の関係上、争いが嫌いなジャンフランコ氏が折れた形となりました。
こうして、1986年に現在のヴィエ・ディ・ロマンス社へ名前を変更しました。 ヴィエ・ディ・ロマンスという名前はVie di Romans(=ローマへ通ずる道)を意味し、街道名と同じ名前にしました。
ラベルに「Gallo」の文字が入れれない関係上、ヴィエ・ディ・ロマンスのワインのラベル上に「Gallo=雄鶏」マークが入っています。(写真右)
◆オーナー:ジャンフランコ氏とは?◆
「ヴィエ・ディ・ロマンス」の作り手として最も尊敬され信頼を集めるジャンフランコ・ガッロ氏。 ジャンフランコ氏は1961年、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州イソンツォで先祖代々続く葡萄生産農家に生まれました。
20歳で跡を継いだ彼は、経営方針からワインの品質まで、全てにおいて劇的な変革を成し遂げ、成功をおさめます。
それを評して、イタリアワイン関係者からは尊敬の念をこめて ★☆ 『北の巨人』 ☆★ と称されています。
※2006年初来日 初来日の際、ジャンフランコ氏をお招きして当店でヴィエ・ディ・ロマンスのワイン試飲会を行いましたが、
『今日はどういうスタイルで試飲会をやるんだ?!』 『私はどのような説明をすれば良いのか』
など、疲れも見せない行動力、そして聞く者を魅了させる話術・カリスマ性に鳥肌がたったことを覚えています。 ただ、子供の話になると(私の息子と彼のお嬢さんが同い年♪)表情が緩む、優しいお父さんの顔を見せてくれました。
※2011年カンティーナ初訪問 2006年以来、5年ぶりの再開を喜んでくれたジャンフランコ氏。 彼の案内で、葡萄畑や醸造施設をくまなく視察してきました。 その詳細は 下記の写真 をご覧下さい。
◆Vie di Romansの信念◆
ジャンフランコ氏は非常に厳しい人間です。これは間違いないです。 今まで出会った中で、最もワイン造りに『アツい』完璧主義者です。 完璧主義ゆえに、今までの混醸スタイルから1990年に単一畑という概念を取り入れました。
テロワールを大切にする生産者が多い中、このVie di Romansの考え方は異なります。 これは、日本ではなかなか知られていない部分。是非、ご一読ください。
テロワールの考え 1.気候(ミクロクリマ) 2.土壌 この部分を大切にする生産者は多いですが、Vie di Romansの考え方は、1,2に加え「Human=人間の手」を最も大切と考えています。
ワインを造る上で大切なこと 1.葡萄畑の特徴を把握し、最も適した葡萄品種を栽培すること 2.葡萄を凝縮させた状態で摘み取ること 3.瓶詰めしたあと、1年あまりの瓶内熟成を経てから出荷させること
Vie di Romansのワインのベースは土壌から 畑を選ぶのは人間ですが、その土壌のクオリティは不変。やはり土壌のクオリティは大切なんです
【基本土壌】 小石混じりの赤みがかった鉄分を多く含む粘土質&砂岩質土壌。 酸化アルミニウムや珪酸などミネラルを豊富に多様に含み、痩せた土壌を保ち、水はけが良好な畑です。 地中深くになるとカルシウム、ナトリウム、マグネシウムなどを多く含むドロミテという独特の地質が存在し、だからこそ、複雑性豊かなワインを生むことが出来るのです。
◆ジャンフランコ氏が今後伝えたいこと◆
2006年6月の来日時、ジャンフランコ・ガッロ氏はこう語ってくれました。
葡萄はワインになるために存在しているのではなく、子孫を残すために存在しています。 ワイン生産者は良いワインを造ろうとするあまり、その大切な部分を忘れて醸造の部分に注力しすぎてしまっています。
つまり、ワインを造ることにより、自然のサイクルを崩してしまっていることになる。 「種子」の部分は非常に重要で、未来の自然に対応できるようにしなければならない。
なので、美味しいワインを造ることは、自然を少なからず痛めつけてしまっているので、これは最低限の義務であると考えます。
◆やっぱりヴィエ・ディ・ロマンスは只者ではない!?◆
世界中の著名人に飲まれている白ワイン ヴィエ・ディ・ロマンス。
ヴィエ・ディ・ロマンスのワインは、各界の一流の人たちにも愛されています。 あのベルルスコーニ元・首相もミラノの行きつけのレストランではキープボトルとしてヴィエ・ディ・ロマンス商品を別枠でストックさせているほど。
そして、前ローマ法王「ヨハネ・パウロ2世」もパーキンソン病を患う前までは、自分専用のワインをヴィエ・ディ・ロマンスにオーダーしているほど。
そしてあのロバート・デニーロに関しては、いつもケース買い。ホームパーティーに友人に振舞っているようです。
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~熟成を経て個性が増したヴィエ・ディ・ロマンス~
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2011年6月 現地に行ってきました!
2012年5月15日(火曜)
ヴィエ・ディ・ロマンス ティスティング・セミナー
マウルス【赤】 オーク樽:使用 | ||||
葡萄品種 | メルロ100% | |||
価格:A | ||||
価格:B | ||||
価格:C |
ヴォース・ダイ・チャンプス【赤】 オーク樽:使用 | ||||
葡萄品種 | メルロ100% | |||
価格:A | 新ヴィンテージはございません(2003年産以降販売休止) | |||
価格:B | ||||
価格:C | ビッグボトルの販売はございません |