Massimo Alessandri マッシモ・アレッサンドリ |
【産地について】 リグーリア州インぺリア県のランツォという村にあるカンティーナ「マッシモ・アレッサンドリ」。 もともと海沿いのアルベンガの町で、「ペルナンブッコ」という老舗リストランテ(創業45年)を経営しているアレッサンドリ家の息子であるマッシモさんが1996年、リストランテ裏の畑の葡萄でワイン作りを始めたのが出発点です。 その後、アルベンガから15kmほど山を登ったランツォ(Ranzo)の地で本格的な葡萄栽培を始めます。 【栽培地域ランツォ】 このRANZO(ランツォ)の地域は、LIVIERA LIGURE DI PONETE(リグーリア沿岸の西部の意味)の中心的なエリアCOSTA DE VIGNE(コスタ・デ・ヴィーニェ)に位置します。 そもそも生産量の少ないリグーリア州にあって、トスカーナ寄りのCOLLI DI LUNI(コッリ・ディ・ルーニ)の地域に比べると、明らかに生産者が少ないそうで、、、 現在PONENTEのDOPエリアに在るワイナリーは40軒ほど。 RANZOのエリアにも全盛期は300haの葡萄畑があったそうですが、栽培効率の悪さから、オリーブ畑に替えられたところも多く、現在では30haほどに減ってしまったそうです。 畑は海から直線距離で12km、海抜は約450mという急斜面で、土壌は鉄分を多く含む粘土と石で形成される酸性土壌です。 マッシモさんは伝統的な葡萄栽培地域であるCOSTA DE VIGNE(コスタ・デ・ヴィーニェ)の畑を少しずつ譲り受け、今では6haほどの畑を所有しています。 【栽培葡萄について】 白葡萄はヴェルメンティーノ、ピガートに加え、フランスのローヌ地方の親戚から取り寄せたヴィオニエとルーサンヌも栽培しています。 黒葡萄は伝統的なグラナッチャ(グルナッシュ)をはじめ、シラー、ロッセーゼ、そして国際品種のカベルネ、メルロも少量栽培しています。 特に黒葡萄のグラナッチャとシラーをランツォの地域に植えたのは彼らが初めてだそうで、ローヌに居る親戚からいろいろとアドバイスも受けながらチャレンジしています。 【ワインについて】 リストランテオーナーとしての視点で、あくまでも食事に合わせるための繊細な味わいを追求した、エレガントなワインには驚かされます。 現在35,000 本ほどワインをボトリング。 アイテム数は結構多いので、いかに各ワインの生産量が少ないかがわかります。 このため、現在でも半分は自社消費のようです。 ただ、このクオリティのものを、世界が放っておくわけないですよね。。。と思いきや、現在のクライアントはまだイタリア国内のみ。だそうで、 今回の入荷が、記念すべき輸出第一号となりました。 リストランテへの提供がメインですが、新時代ポネンテの実力を、是非お試しください! |
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