ワイン・グローリアス

バジリカータ産アリアーニコ種100％
「個性」があって「美味しい」ロゼ・スプマンテ 

【ソムリエ〈Francesco〉コメント】

アリアーニコ種＝Aglianico。

ギリシャという意味の「Hellenic」がイタリア語の「Ellenico」になり、それが変化したと言われています。

この葡萄品種は、もともとはカンパーニャ州のアヴェッリーノとベネヴェントの山地に自生していたといわれ、現在では最も知られるタウラージ地域やバジリカータ州のヴァルトゥーレ地域で多く見られます。

でも、それらは全て【赤】ワインですが、、、

こちらでご紹介するワインは【ロゼ】！

しかもスプマンテ（スパークリングワイン）なんです。

> え？赤ワイン用品種でスプマンテができるの？

と思われるかもしれません。

確かにアリアーニコ種の果皮は紫を帯びた色をしていますが、実自体は白色！

つまり！
醸造中、皮からの色素でほんのりピンク色が付いた頃を見計らい皮を除去。

そうして作られたワインがこちらです。

◇NV.　ファンティーニ/スプマンテ：グラン・キュヴェ：ロゼ
　*Fantini/Spumante Gran-Cuvee Rose*

作り手は「ファンティーニ（ファルネーゼ）」。

イタリア中部・アブルッツオ州オルトナの地で、1994年に創業した、まだ新しい生産者です。

でも、その実力についてはご存知の方も多いと思います。

このスプマンテには、バジリカータ州アチェレンツァ産のアリアーニコ種が使用されています。

アチェレンツァ地域は標高が高い（約700m）ため、気温が低くて十分な糖度が得られないとされています。

確かに、赤ワインを作るには物足りませんが、この葡萄から素晴らしいスパークリングが出来るのでは・・・と担当エノロゴが考え、このスプマンテが生まれるきっかけとなったそうです。

このため「グラン･キュヴェ：ロザート」は、

☆泡立ちきれい
☆フレッシュでアロマティックな味わい

が魅力なんです。

通常はフルボディな赤ワインを産するアリアーニコ種が使われたスプマンテ。

特に、今回のロットは白なのかロゼなのか迷うほど淡い色合いです。

さて、その味わいとは・・・

【備考】
ラベルにポツンと付いている硝子玉は、スワロフスキー・クリスタルです。
ボトルの首にその証明書が付いています。

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グラスに注ぐと、その泡立ちの細かさは文句なし！

きれいな泡が立ち昇る様子はロゼ・スプマンテの魅力全開です。

その泡からは、ベリーやキイチゴを想わせる、心地よくてフルーティな香りを感じます。

そしてひと口。
含んだ瞬間、ドライでフレッシュ、そしてアロマティックな味わいに感動！

香り・果実味・酸・泡感など複数の要素のバランスがとれていて、

きめ細かい持続性のある泡がいつまでも続く様は壮観です。

「ロゼの泡ものは高額」・・・とワイン業界では思われがちですが、

よりカジュアルに、より本格的に楽しめるロゼ・スプマンテとしてお奨めです！

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ロゼ・スプマンテとしては爽やかなタイプですので、、、

食前酒としてはもちろん、和食・洋食を問わず色々な料理と楽しんで頂けます。

鶏肉や豚肉・牛肉を使う料理や野菜類を使うにも合いますが、

★おすすめは魚介類！★

特に私〈Francesco〉のお気に入りは、にぎり寿司。

生臭さを煽るどころか、見事なマッチングをお楽しみいただけると思います。

料理との相性が広がる点を考えると、きっとご満足いただけるスプマンテです！

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このスプマンテは、メトード・クラシコ（＝瓶内二次発酵法）ではなく、メトード・マルティノッティ（＝タンク内二次発酵法＝シャルマ法）で作られます。

シャンパン類（ガス圧5.0気圧以上）に比べても、全く遜色はありません。

むしろ、ガス圧が強いだけで、全体のバランスが崩れてしまっているスパークリングワイン類とは比べようもないほどバランス度抜群なんです！

歴史が浅いだけに、皆さんに受け入れていただこう！という心意気が感じられる１本です！

是非お楽しみ下さい。

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【産地】イタリア　アブルッツォ州（醸造地）
【生産者】ファンティーニ（ファルネーゼ）
【タイプ】ロゼ・発泡/辛口タイプ
【葡萄品種】アリアーニコ100%（バジリカータ州産）
【容量】750ml
【アルコール度】12.5％
【醸造法】シャルマ法
【料理との相性】お好みの料理に合わせて

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