ワイン・グローリアス

フルボディタイプのプーリア産【白】

ふくよかで濃厚な口当たりが魅力！

 

 

【ソムリエ〈Francesco〉コメント】

 

イタリア半島南部、かかと部分あたるプーリア州。

 

赤ワイン産地としてとても有名な地域ですが、少量ながら白ワインも作られています。

 

そのひとつが「シャルドネ種＝Chardonnay」。

 

シャルドネ種・・・というと、イタリア北部を中心とした産地がイメージにありますが実は。

 

この品種はイタリア全土で栽培され、そして醸造されています。

 

特にイタリア南部で醸造されるシャルドネワインの特徴は・・・

 

※温暖な気候を活かしたフルボディタイプの白ワイン

 

こちらでご紹介するワインもそのひとつです。

 

◇2021　チャラ/シャルドネ：テッラ・ドートラント

　　　　*Chara Chardonnay  Terra d'Otranto*

 

作り手は、「カステッロ・モナチ」。

 

本格的にワイン作りを始めたのは2000年ヴィンテージから、という新しいワイナリーですが、

 

ワイン醸造では1804年にまで遡る歴史を持つだけあって、地葡萄や国際品種を使ったワインには定評があります。

 

このチャラもコストパフォーマンス抜群！

 

カジュアルに美味しいワインが楽しんでいただけます。

その味わいとは・・・

 

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グラスに注いだワインは、凝縮感のある麦わら色。

 

味わいの濃さを予感させる色合いです。

 

その中からバナナやパイナップルを想わせる香りが立ちのぼり、かすかにバニラを思わせる魅力的な香りも感じます。

 

他のワイナリーが作るシャルドネの中には「香りが立ちすぎる＝けばけばしい香り」のものがそれなりに多いのですが、このワインは違いました。

 

実に優しく、「ふわっ」と香る心地良さがあります。

 

味わいにもそれが活かされていて・・・

 

ふくよかな果実味、濃厚ながらも柔らかい口当たり、そして上品で穏やかな酸味。

 

これらが一体となって口の中を支配します。

 

この味わいの秘密は栽培するシャルドネの・・・

 

※果汁の30%をコンクリートエッグという卵型のタンクで発酵・熟成

※残りの70%を9月中旬に収穫　⇒　バリック（小樽）で発酵・熟成

 

伝統と研究の成果が映し出されたワインに仕上げられています。

 

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カステッロ・モナチが作る白ワインは、オーク樽を使わないワインが大半です。

 

その理由は・・・

 

フェウド・モナチの栽培する葡萄は、葡萄木で完熟するタイプが多いため、その個性を活かすためにほぼ樽仕込みしなかったそうです。

 

でもチャラは70%をオーク樽発酵・オーク樽熟成させています。

 

これは樽熟成シャルドネが主流となっている世界のワイン市場をにらみ、そして考え抜かれた結果だそうで・・・

 

仮に100%樽熟成させてしまうと、樽香があまりに勝り味わいとのバランスがとれないので、試行錯誤の結果この比率を選んだそうです。

 

カジュアルなワインなのにすごい“こだわり”ですね。

 

抜栓した翌日でも美味しく召し上がっていただけます！

 

しっかりと温度を落として（冷蔵庫で数時間）召し上ってくださいね！

（濃厚風味を楽しむ場合は、冷蔵庫で約1時間冷やすだけでOK）

 

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果実味がふくよかで濃厚さを感じるシャルドネには・・・

 

魚介類（特に焼き魚系）に合うのはもちろんですが、私〈Francesco〉的好みは・・・

 

※豚カツ

 

表面がサクサクしていて、中味がジューシーな豚カツには、こういう樽熟系白ワインがなかなかのアッビナメント（マリアージュ）をみせてくれます。

 

地元では甲殻類を使った料理と合わせたり、羊肉とも気軽に合わせられる白ワインとして評判です。

 

ぜひ素敵なアッビナメントを感じてください！

 

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【産地】イタリア　プーリア州サレント地域
【生産者】カステッロ・モナチ
【タイプ】白ワイン/辛口タイプ
【容量】750ml
【アルコール度数】 13.5%
【葡萄品種】シャルドネ100%
【料理との相性】魚介類を使った料理　豚肉や鶏肉を使った料理etc.

 

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