ワイン・グローリアス

味わい、飲み心地、余韻、全て極上！

スミレの優しい香りを持つフルボディワイン

【ソムリエ〈Francesco〉コメント】

カステル・デル・モンテ（Castel del Monte）。

現在では世界遺産にも指定されるこの建造物は1240年頃、この土地を治めていたフリードリヒ二世によって建てられた特徴ある八角形のお城です。（右写真）

また一方で「カステル・デル・モンテ」という名称は、プーリア州バーリ県の一部で作られるワイン（DOC）のことも指しています。

そして、その名称を使ったワインが数々作られています。

当店でもカステル・デル・モンテ地域のワインをいくつかご紹介していますが、

こちらでご案内するワインは「限定醸造・特別輸入の赤ワイン」なんです！

◆2019　ヴィオランテ/カステル・デル・モンテ

*Violante/Castel del Monte*

作り手は「リヴェラ」。

1950年創業の、地元プーリアでは老舗的存在のワイナリーです。

リヴェラ社は、地品種を活かしたワイン醸造で定評があり、特にこのワインは、年に1回出荷されるのみでしたが・・・

このヴィンテージ2019以降は、インポーターさんの輸入リストから外れたため、おそらく最後のご案内になるかと。。。

リヴェラ社のワインの中でも超限定の1本！

その味わいとは・・・

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〔葡萄品種について〕

「ネロ・ディ・トロイア種＝Nero di Troia」。

この葡萄の名前については諸説がありますが、、、

古代トロイア戦争の時に皇帝ディオニウスがもたらした葡萄であることから付けられた名前・・・が最有力視されています。

ただ、プーリア州を中心に栽培されるネロ・ディ・トロイア種は、少し前までは混醸やブレンドがメインの葡萄でしたが、最近では徐々に単一で醸されるケースが増えています。

醸造技術の目覚しい進歩により、今までの厚ぼったいだけのイメージから、このワインの様に、エレガントさも持ち合わせるワインも登場しています。

〔備考〕

イタリア国内で使われる「ネロ・ディ・トロイア＝Nero di Troia」という名称ですが、

国際的には「ウーヴァ・ディ・トロイア＝Uva di Troia」と表記されることが多く見受けられます。

どちらも誤りではありませんが、当店ではワイナリーが表記するネロ・ディ・トロイアに統一しています。

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さてワインは、地葡萄であるネロ・ディ・トロイア種のみを使います。

ネロ・ディ・トロイア種のワインは、骨格のしっかりとした大人のイメージがあるワインであったり、

酸が強調されたミディアムボディなワインであったり、、、

作り手の個性が顕著に現れるワインでもあります。

特に、このヴィオランテは、Viora＝スミレ　というネーミング通りに、スミレの優しいニュアンスがグラスに広がるワインです。

このアロマティックでフレッシュな香りとともに、単一品種で作られたワインとは思えないほど複雑な味わいも持ち合わせます。

しっかりとして輝きのある赤紫色の濃い色合いらしくフルボディな味わいですが・・・

（右テイスト画像をクリックすると色合いが確認できます）

南イタリア産赤ワイン多くが持つ「甘さを感じる果実味」は影を潜め、ドライな果実味としっかりとした酸がうまく調和しています。

そして、力強さの中にも、飲み心地の良さも演出しています。

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１杯、２杯、、、と飲み続けて行くと、後口に果実の持つ濃さや複雑さを感じます。

以前にお会いしたリヴェラ社の「デ・コラートさん（写真中央）」は、、、

弊社のワインは、単純な味わいで終わらない複雑性が魅力なんだ。

地元ではワインだけでも楽しむワインだが、スパイスを利かせた肉料理とも合わせて楽しむんだ。

と仰ってた通り、南イタリアワインとしては個性的で、しかもハイレベルにあるワインなんです、

ぜひ一度はお楽しみくださいね！

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【産地】イタリア　プーリア州
【生産者】リヴェラ
【タイプ】赤ワイン/フルボディ
【葡萄品種】ネロ・ディ・トロイア100%
【容量】750ml
【アルコール度数】 13.0%
【料理との相性】各種肉料理　等

【カンティーナの詳細はこちら】　　⇒　準備中

★rosso