ワイン・グローリアス

 

フリウリ産フリウラーノ100％

山間部で醸される芳醇な白ワインです！

 

 

【ソムリエ〈Francesco〉コメント】

 

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州（Friuli-Venezia-Giulia）。

 

イタリア北東部のこの州は、北側のアルプス山脈からの冷たい風とアドリア海からの温暖な風の交わる銘醸ワイン産地として近年、数々のワイナリーが高品質なワインを醸し出しています。

 

特に名を知られたワイナリーは

 

※ヴィエ・ディ・ロマンス

※テレザ・ライツ

※ディ・レナルド

 

など数々ありますが、ここでご紹介する造り手は「テルチッチ」。

 

「葡萄畑（土壌）の個性」を大事にするテルチッチおすすめワインの一つがこちらです。

 

◇2019　テルチッチ/フリウラーノ

　　　　　　*Tercici/Friulano*

 

テルチッチの葡萄畑は、隣国スロヴェニアとの国境沿い、銘醸地として名高いコッリオ（Collio）に位置しています。

 

テルチッチ家は、もともと大規模なワイナリーに葡萄を売る栽培農家でしたが、現オーナーのマティアズさん（3代目）が1989年、ジャンフランコ・ガッロ氏(ヴィエディロマンス) と出会った事をきっかけにガッロ氏の指導の下、自らの土地の可能性を信じ、独自のワイン造りを始めました。

 

このフリウラーノもそのひとつ！

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で栽培される葡萄品種です。

 

もともとは「トカイ・フリウラーノ」という品種名でしたが、、、生産者の努力でやっと葡萄名が知られだした2006年。

 

それまで何の苦情も無かったのに、誤った産地名を連想させる、、、という某国からのクレームにより、2007年産より「フリウラーノ」という名に改定されています。

 

その様なクレームの対象となるほど、優れた味わいを醸し出すワインがこちらです。

 

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グラスに注いだワインの色合いは、やや濃さのある麦わら色。

 

どのテルチッチにも言えることですが、抜栓直後は少し固めですが、ワインの温度が上がるにつれ徐々に香りたってきます。

 

熟した果実、、、そう、洋梨や柿っぽさを連想させる香り、

 

オーク樽を使っていませんが、どこかしらバニラのニュアンスも感じさせます。

 

風味は、ひと言で表現するなら「芳醇タイプ」。

 

重厚さのある香りと前後して、豊かな果実味が口の中に広がります。

 

そしてその後に現れる軽い酸味と苦味。

 

食欲を起こさせてくれるとともに、色々な食材にマッチするパワーを持ちます。

 

基本はドライに仕上げられたワインですが、葡萄本来が持つ甘味が微かに残り、それが極上の余韻に導かれています。

 

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フリウリの優れたワインに共通する感想は「充実感」。

 

テルチッチ、ヴィエ・ディ・ロマンス、ディ・レナルド・・・

 

この寒冷地に、これほどまでのエレガントでふくよかなワインが産まれる理由は、ただただ生産者のたゆまぬ努力と研究の成果と思います。

 

ニューワールド系らフレンチ系ワインに見られる　「過度（派手）な味わい」　は全く感じられません。

 

葡萄本来のポテンシャルが活かされたワインを楽しむなら、絶対にこのワイン・・・おすすめです！

 

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このワインを召し上がる時、気をつけたい点は３つ。

 

〔１：温度〕

冷やしすぎることなく、ちょっとひんやり・・・という程度が最良と思います。

冷蔵庫なら　冬：２～３時間前　夏：３～４時間前　といったところでしょうか。

 

〔２：抜栓〕

抜栓直後からお楽しみいただけますが、

出来るなら１～２時間前に抜栓されることをお勧めします。

そうすることによって、よりまろやかな果実味　が期待できます。

 

〔３：保管〕

長期熟成の可能性も秘めています。

セラーをお持ちなら、５年以上（感覚的には１０年）熟成させることも可能です。

 

是非フリウリ銘酒をお楽しみ下さい！

 

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【産地】イタリア　フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州（コッリオ地域）

【生産者】テルチッチ・マティアズ

【タイプ】白ワイン/辛口タイプ

【葡萄品種】フリウラーノ100%

【容量】750ml

【アルコール度数】 13.5%

【料理との相性】　お好みのお料理と（推奨　⇒　和食系）　etc.

 

【カンティーナの詳細はこちら】　⇒　テルチッチ・マティアズ