ワイン・グローリアス

 

 

フルボディファン必飲の赤ワイン！

芳醇無比！煮詰めた様に濃縮した果実味が魅力

 

 

【ソムリエ〈Francesco〉コメント】

 

プリミティーヴォ（Primitivo）。

ネグロアマーロ（Negroamaro）。

 

どちらの葡萄品種も、イタリア半島のカカト部分あたるプーリア州では、コストパフォーマンスの高いワインを生み出すことで知られる品種です。

 

大抵の場合、この２つの葡萄は別々にリリースされることが多いのですが、こちらでご紹介するワインは

 

プリミティーヴォとネグロアマーノを50％ずつ使い（＝チンクアンタ）醸された赤ワインなんです！

 

◆コレッツィオーネ・チンクアンタ＋6（プラス・シックス）

　　*Collezione-Cinquanta+6*

 

作り手は「サン・マルツァーノ」。

 

1962年、19人の地元の葡萄栽培農家が協同組合「カンティーネ　サン・マルツァーノ」を設立。

 

以来、地葡萄を中心に栽培し、大手業者に葡萄を提供していました。

 

そして2000年頃から自社元詰めワインの生産を開始。

 

南イタリアならではの新鮮な果実味を活かしたモダンテイストが認められ世界的に人気を博すようになります。

 

現在では1200もの経験豊富な栽培農家を抱え、プーリアの伝統を守りつつも、様々なタイプのワインを提供しています。

 

特にこのコレッツィオーネ・チンクアンタ（＝50）は、ワイナリー創立50周年を記念して特別に醸された赤ワインです。

 

カンティーナの歴史をたくましく支え続け、発展に情熱を注ぎ続けた賢者たちの功績を讃えるワインなんです！

 

チンクアンタ+6は2017年産と2018年産のブレンドのため、イタリアワイン法に従ってヴィンテージ表記がありません。

ヴィンテージ表記を捨ててでも、奥深い味わいを作り出す手法がとられたワインなんです。

 

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さて軽量瓶と違い、分厚くどっしりとしたチンクアンタのワイン瓶。。。

 

このワインの味わいを暗示しているかのようないでたちです。

 

抜栓してグラスへ注ぐと、そこは濃く深い赤紫の色合い。

 

グラスからは煮詰めたジャムや赤い果実の香りが漂います。

 

バリック樽（＝小樽）で醸されたワインらしいバニラの香りも感じます。

 

でも、そこは樽使いの達人サン･マルツァーノ。

過度な樽香は無く、控えめながらも最後にしっかり主張してくる樽香です。

 

味わいはフルボディと表現するにぴったり！

完熟葡萄本来が持つ甘味に加え、タンニン（渋味成分）もたっぷり。

 

でも、数年の熟成を経てから蔵出しされているので、タンニンが強いだけのフルボディではなく、

 

※リッチな果実味を合わせ持ったフルボディ

 

と言えるでしょう。

 

ある意味、樽熟成と果実味の調和が見事な究極のプーリアワイン！と言っていいかもしれませんね。

 

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【補足：樽使いについて】

 

樹齢50年以上の1本の葡萄樹から、わずか４～６房という超低収量にこだわるチンクアンタ。

 

樽熟成についても更にこだわりをみせつけます。

 

※ネグロアマーロ　⇒　コーカサス・オーク樽にて熟成

※プリミティーヴォ　⇒　フレンチ・オーク樽にて熟成

 

フレンチ・オーク樽は、バニラやココナッツ,クローブなどのニュアンスを与え、

 

コーカサス・オーク樽は、スパイス香やフレッシュさを与えるそうです。

 

複雑な味わいは、ここにも原因があったんです！

 

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【〈Francesco〉の楽しみ方】

 

私がいつも試すことですが、この「チンクアンタ」を翌日にティスティングしてみました。

 

どうでしょう！

前日に抜栓した状態より、確実にまろやかさがでている！

 

果実味・酸・タンニン（渋味成分）・余韻、、、

それぞれがとてもまとまりのある姿で飲み手に応えます。

 

南イタリアの素朴さが映し出されたタイプと言えるので、このワインは慌てず、ぜひゆーーっくりとお楽しみくださいね！

 

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【産地】イタリア　プーリア州
【生産者】カンティーネ　サン・マルツァーノ
【タイプ】赤ワイン/フルボディ
【葡萄品種】プリミティーヴォ50%　ネグロアマーロ50%
【容量】750ml
【アルコール度】14.5%
【料理との相性】お肉を使った料理etc.

 

【カンティーナの詳細はこちら】　⇒　サン・マルツァーノ

【コレッツィオーネ・チンクアンタと料理のマリアージュ】　⇒　こちらから（輸入元資料）