ワイン・グローリアス

トゥア・リータが手がけるマレンマワイン
エレガントさが魅力のカベルネ・フラン

 【ソムリエ〈Francesco〉コメント】

トスカーナ南部、グロッセート県。

この地域はマレンマと呼ばれておりトスカーナ州の南沿岸部に位置しています。

ただ、つい最近まで、、、この辺りは「トスカーナのお荷物産地」と言われ、銘醸ワインは産まれない、、、とまで言われた地域でした。

でも2006年、「モレッリーノ・ディ・スカンサーノ」がDOCGに認定され一躍注目を浴びだしているワイン産地です。

マレンマ地域は温暖な地中海性気候となるため、最近では果実味がしっかりしていてコストパフォーマンスの高いワインが多く作られています。

こちらでご紹介するワインもそのひとつなんです！

◆2019　ポッジョラーゾ
*Poggioraso*

作り手は「ポッジョ・アルジェンティエラ」。

この名を聞いても？？？と思われるかもしれません。

でも銘醸トスカーナを数多く作る 

★☆★トゥア・リータの所有ワイナリー★☆★

と聞くと納得いただけると思います。

1997年に創業されたワイナリーを2013年にトゥア・リータが購入。 

この2014年産よりトゥア・リータのオーナー兼、醸造責任者であるステファーノ・フラスコッラ氏によって醸造されているんです。

ステファーノさんによると、この地がコート・デュ・ローヌ地方の銘酒シャトーヌフ・デュ・パプに近いインスピレーションを受けたそうで、

現在では土地に合ったカベルネ・フランやグルナッシュ、シラーといった国際品種やサンジョヴェーゼが積極的に栽培しています。

近年では、息子のジョヴァンニ・フラスコッラさんがオーナー兼醸造責任者としてワイナリーを支えています。

特にご紹介するポッジョラーゾは、カベルネ・フラン種のみで醸されたワイナリーを代表する逸品！

その風味を紐解いてみました。 

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グラスに注いだワインは、やや濃さを持ったルビー色。
（右テイスト画像をクリックすると色合いが確認できます）

ラズベリーやチェリーを想わせる優しい香りが・・・

そして、オーク樽熟成らしいバニラを想わせる香りも感じられます。

ただ、バニラ香は優しくて過度な感覚はありません。

そしてひと口。
カベルネ・フラン100%なので、濃さを想像しつつ含んでみると・・・

想像した以上に優しい！

しっかりと果実味は感じますがタンニン（渋味成分）は穏やか。

スパイス感や酸もありますので、ダレた味わいにならず複雑味の中にとまとまりを見せ付けます。

また標高300mの独特のテロワールから生まれ、海に近い畑なので塩味（ミネラル）のニュアンスもあります。

総じて、イタリア産カベルネ・フランによくある「複雑で超フルボディ」なワインではなく、

瑞々しさと上品さを兼ね備えたエレガントなワインといえると思います。

また、イタリア産カベルネ・フランで作られるワインは、おおよそ1万円を超える値がつきますが、この価格で楽しめるのは嬉しいですね！

私〈Francesco〉的には、手頃な価格で楽しめる「上質カベルネ・フラン」と感じています。

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ボルドーワイン（フランス）をイメージさせる葡萄品種が使われたワインなので・・・ 

ビーフステーキなどお肉を使った料理とは良い相性を示します。

私〈Francesco〉的には、この様なエレガントなカベルネ・フランに合わせるのは

※ハンバーグステーキ

ベタな料理かもしれませんが、ナイスな取り合わせです。

また、トマトソース系を使う料理や、酢豚などの中華料理にも合わせていただけます。

是非お愉しみください！ 

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【ワインのコルク栓について】 

このワインに使われるコルク栓の長さは約5センチ！

通常よりも長めのコルク栓が使われていますので、抜栓の際は

※ゆっくりとスクリューを差し込み
※じっくりと引き上げてください。

スクリューの差込みが足らなかったり、急いで引き上げた際はコルク栓が途中で折れてしまう場合がございます。

お気をつけくださいね！

※ワインFAQ　⇒　コルクの状態について 

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【産地】イタリア　トスカーナ州（マレンマ）
【生産者】ポッジョ・アルジェンティエラ
【タイプ】赤ワイン/フルボディ
【葡萄品種】カベルネ・フラン100%
【容量】750ml
【アルコール度数】 14.5%
【料理との相性】色々なお肉の料理と　ハンバーグステーキ　等

【カンティーナの詳細はこちら】　⇒　ポッジョ・アルジェンティエラ