ワイン・グローリアス

ガルダ湖畔で産まれるコスパワイン

クリーンで滑らかな味わいのピノ・グリージョ

【ソムリエ〈Francesco〉コメント】

ピノ・グリージョ。

　Pinot-Grigio

フランスではピノ・グリ、スイスなどではマルヴォワジーとも呼ばれ、この特徴は成熟すると皮の色がピンクに近づくこと。

そして、完熟し過ぎると葡萄の持つ酸が急速に失われることでしょう。

つまり・・・

この葡萄を栽培するワイナリーの多くは収穫時期を見極めるにに苦労するのですが、

これを見切って収穫・醸造されたワインは、極上の味わいを醸しだします。

特に！

当店では北イタリア産のピノ・グリージョを多く扱いますが、こちらでご紹介するワインは「ロンバルディア州産」！

とてもコスパの高いピノ・グリージョなんです。

◇2023　ガルダ

　ピノ・グリージョ

*Garda Pinot-Grigio*

作り手は「ラ・プレンディーナ」。

ラ・プレンディーナ・・・と言ってもピンとこないかもしれません。

実は、ガンベロ・ロッソ3ビッキエーリ（最高位）の名門、ヴェネト州のワイナリー、カヴァルキーナのルチアーノ・ピオーナさんがプロデュースする白ワインなんです。

この地は、弟のフランコ・ピオーナさんとルチアーノさんが美しい葡萄園を見つけ1958年に購入。

イタリア最大の湖ガルダ湖の南にあり、カヴァルキーナの畑とラ・プレンディーナの畑は互いに近く、15kmほどの距離しか無かったことも理由のひとつでした。

では、なぜそんな近くに畑を持ったのか。それは・・・

ヴェネト州のカヴァルキーナでは、土着品種であるガルガネーガやコルヴィーナ、ロンディネッラなどの葡萄を栽培していますが、

一方、ラ・プレンディーナでは、国際品種であるメルロやカベルネ・ソーヴィニヨン、リースリングなどの栽培に向いていると判断したからです。

そして、地道な研究によりこの土地がピノ・グリージョに向いている事を確信し、作られたワインがこの「ガルダ　ピノ・グリージョ」なんです。

その味わいを紐解いてみました。

【補足】

ルチアーノ・ピオーナさんは2021年に永眠されましたが、その熱い想いは現在、弟のフランコ・ピオーナさんやフランチェスコさん、ジュリアさんに受け継がれています。

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グラスに注がれたワインは、輝きのある麦わら色。

クリアな味わいを予感させる色合いです。

最初に感じるのはリンゴやレモンなどの果実系の香り。

続いて、微かにミネラルな香りも感じますが、それには派手さはありません。

そしてひと口含むと・・・

穏やかな酸味、優しい果実味、そして適度なミネラル感（塩味）。

時間の経過ともに果実味の豊かさが際立ってきますが・・・

あくまでもクリーンで滑らかな味わいが、このワインの魅力と感じます。

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この豊かな風味は食前酒としても立派になり立ちますが・・・

「派手さが無い」という点では食中酒にピッタリ！

イタリアでは、ボンゴレスパゲッティなどの白い色をしたパスタ料理などとの相性が評判ですが、個人的には・・・

※寿司や刺身

ガルダ湖では、淡水魚料理も楽しめるリストランテも多く、日本でもこのワインの魅力を満喫いただけると思います。

また、人気の日本食「天婦羅」とも高相性です。

是非お楽しみください。

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【産地】イタリア　ロンバルディア州
【生産者】ラ･プレンディーナ
【タイプ】白ワイン/辛口タイプ
【葡萄品種】ピノ・グリージョ100%
【容量】750ml
【アルコール度】12.5%
【料理との相性】和食などお好みの料理に合わせて　etc.

【カンティーナの詳細はこちら】　　⇒　準備中

★bianco