ワイン・グローリアス

ラツィオ州から地葡萄を使う赤ワイン
果実味を抑えた大人のフルボディタイプ

【ソムリエ〈Francesco〉コメント】

チェザネーゼ種。
　Cesanese

イタリア中部ラツィオ州を代表する赤ワイン用地葡萄です。

火山性土壌の影響でミネラル感や奥行きが出やすい事が特徴と言われ、テロワール（土壌や気候等）表現に優れる葡萄品種として近年注目を集めています。

特に、白ワインの生産量が多いラツィオ州にあって・・・

チェザネーゼ種を使ったフルボディな赤ワインが醸されたことは当時、世界に衝撃を与えた事実でした。

現在ではいくつかのワイナリーによって醸されていますが、まだまだ栽培量・生産量が限られているため、日本で目にすることは少ないのが現実です

でも、日本でも入手できるんです！

◆2023　ピープル/チェザネーゼ
　*People Cesanese*

作り手は、1996年創業の「ポッジョ・レ・ヴォルピ」。 

その昔、貴族の別荘地であった「カステッリ・ロマーニ」と呼ばれるローマ南東部のなだらかな丘陵地帯（モンテ・ポルツィオ・カトーネ）にワイナリーを構えます。

ラツィオ州の銘酒フラスカティで知られる生産者ですが、この様な地葡萄を使った赤ワインも醸造しています。

もちろん、品質や醸造規模においても高い評価を受けているワイナリーなんです。

その味わいとは・・・ 

【ネーミングについて】
～ポッジョ・レ・ヴォルピHPより～
Peopleと名付けられたように、仲間（People）とワインを酌み交わすことは人生の喜びの一つです。
Peopleは、毎日の食卓を豊かに彩るために生まれた、分かち合うためのワインとして名付けました。

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さて、グラスに注いだワインは深みのあるルビーの色あい。
（右テイスト画像をクリックすると色合いが確認できます）

どっしりとした色合いで、フルボディな味わいを予感させます。

香りはトップにチェリー系の果実、そしてスミレやスパイスのニュアンスが複雑に絡みます。

抜栓直後であっても、タンニン（渋味成分）はソフトで口に馴染む雰囲気を持ちますが・・・

私〈Francesco〉的には、抜栓約30分以降にその真価を発揮すると感じます。

もともとオーク樽熟成はされていませんので、味わいにはくどさが無く・・・

そして、果実味はドライ感満載で口の中で長くとどまるほど豊富です。

また、この果実味の中には食欲をそそりそうなビター感もあり、それらがタンニンとしなやかな酸とうまく調和しています。

私〈Francesco〉的には、コート・デュ・ローヌ地方のグルナッシュ種と各地で栽培されるカベルネ・ソーヴィニヨン種の良い面を写し取ったような感覚です。

ピノ・ノワール系のワインがお好きな方には、、、馴染まないかもしれませんが、、、

葡萄の甘さを控えたフルボディなワインをお求めの方には一押しのワインです！ 

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しっかりとした味わいの、いわゆるフルボディ系赤ワインですので、合わせたいワインは、やはり・・・

※肉料理

スパイスをたっぷり利かせた肉料理でも良いですし、赤身が多い肉とも相性抜群です。

地元では、羊肉を使った料理やモツ料理とも合わせて楽しまれていますので、楽しまれる際の参考になさってください。

また、是非抜栓した翌日にも召し上がってみてください。

驚くほどエレガントさを増したチェザネーゼの美味しさを体感いただけます。

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【産地】イタリア　ラツィオ州
【生産者】ポッジョ・レ・ヴォルピ
【タイプ】赤ワイン/フルボディ
【葡萄品種】チェザネーゼ100%
【容量】750ml
【アルコール度数】 13.0%
【料理との相性】各種お肉の料理（モツ系含む）　etc. 

【ポッジョ・レ・ヴォルピのワイン】　⇒　こちらから