フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州

★ヴィンテージで選ぶ★ ヴィエ・ディ・ロマンス〈ピノ・ネロ〉【赤】マグナムサイズ1.5L

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ヴィエ・ディ・ロマンス
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商品詳細

マグナム1.5L
最良年のみ醸されるワイン
ヴィエ・ディ・ロマンスが作る最高峰ピノ・ネロ 

【ソムリエ〈Francesco〉コメント】

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州

ピノ・ネロ=Pinot-Nero。

あのブルゴーニュ地方を代表するピノ・ノワール種(Pinot-Noir)と同一の葡萄です。

皮が薄くイタリアでは栽培が難しいとされ、これまではアルト・アディジェ州の

※カンティーナ・ボルツァーノ
※サン・ミケーレ・アッピアーノ
※ケットマイヤー

が作るピノ・ネロを中心にご紹介してきました。

でも、このアルト・アディジェ州の南側、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州でも超おすすめのピノ・ネロが醸されています。

それがこちらです。

◆ヴィエ・ディ・ロマンス/ピノ・ネロ
 マグナムサイズ1.5L
*Vie di Romans/Pinot-Nero*

作り手は、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州を代表する「ヴィエ・ディ・ロマンス」。

ヴィエ・ディ・ロマンスは、葡萄品種毎に作られる白ワインに注目が集まりますが、こちらは【赤】!

ピノ・ネロは当主であるジャンフランコ・ガッロさんが、かねてより研究を重ねていた葡萄品種で・・・

栽培から醸造、瓶詰にいたるまで、細心の注意を払って生産されています。

ピノ・ネロ種を栽培している畑が限られているため、世界2か国のみ(イタリア・日本)でのリリースとなりました。

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【ピノ・ネロ秘話】

ジャンフランコ・ガッロさん

2010年。ジャンフランコさんがピノ・ネロの苗木を取り寄せ植樹した事から物語は始まります。

その苗木は、ブルゴーニュ地方の大家DRC(ドメーヌ・ド・ラ:ロマネ・コンティ)も贔屓にする業者から取り寄せたものでした。

その後数年間、学者顔負けの知識と技を持つジャンフランコさんは、栽培・実験醸造・・・と研究を重ねます。

そして2019年。
ヴィエ・ディ・ロマンスからピノ・ネロを使った2016年産ワインが極少量リリースされました。(当時の名称はピノ・ネロ:リゼルヴァ)

割当数が少なかったこともあり即完売。

続く2020年。
2017年産がリリースされるであろうと私〈Francesco〉的に期待していたのですが、、、

結局はリリースが見送りに。。。

見送った事に対してエージェントである川頭義之氏にしても「なぜこの力量があるのに見送ったんだろう」と言わせる品質だったとか。

未だに謎として残ります。

ヴィエ・ディ・ロマンスのカンティーナそして2021年~2025年、続けて朗報が。
そもそも、ヴィエ・ディ・ロマンスにはピノ・ネロの畑が2ヶ所(ヴィエ・ディ・ロマンス畑、ロンゴルチス畑)あり、その年の葡萄の出来でリリースを判断しています。

ヴィエ・ディ・ロマンス畑のピノ・ネロが満足のいく品質でないときはロンゴルチス:ピノ・ネロとしてリリースされます。

ピノ・ネロの出来映えが良く、ロンゴルチス畑のピノ・ネロの一部がヴィエ・ディ・ロマンス・ピノネロに含まれる事もあります。

このように、セカンドワインとしてのジャンフランコさんの考え方は明確で、例えばメルロ100%で醸される

〈ファースト〉ヴォース・ダイ・チャンプス
〈セカンド〉マウルス

をこのピノ・ネロにも持ち込みました。

ジャンフランコさんの作るメルロは、最終テイスティングでファーストとセカンドに分けられるように、このピノ・ネロも最終テイスティングでファースト銘柄に位置付けられています

葡萄が栽培された年の個性(ヴィンテージ・キャラクター)を大事にするジャンフランコさん。

特にこのピノ・ネロは、ピノ・ネロ種の出来栄えが良い年のみリリースされますので、次の2023年産がリリースされるかは???です。

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ピノ・ネロのテイスティング(クリック⇒拡大します)

さてこのワイン。
グラスに注ぐと濃い目のルビーの色合いが現われます。

それには透明感があり、味わいのクリアさを予感させてくれるます。(写真右は750ml)
(右テイスト画像をクリックすると色合いが確認できます)

グラスからは、赤果実をイメージさせる香りが広がります。

そしてひと口含むと・・・

華やかな香りの中から熟れたフルーツを想わせる果実味とピノ・ネロらしい綺麗な酸が感じとれます。

タンニン(渋味成分)はきめが細かくシルキーで、飲み心地はすこぶるエレガント。

特にブルゴーニュ地方のピノ・ノワールと違う点と感じさせられる点は

※酸の優しさ

若いピノ・ネロ(ピノ・ノワール)にありがちな 「身ぶるいするほど酸っぱい!」 と想わせる酸味ではなく、あくまで味わいはマイルドです。

たた、樽熟成されていますが、それをほとんど感じさせない作りも見事です。

私〈Francesco〉的には、ブルゴーニュ地方のニュイ地域のプルミエ・クリュ以上の雰囲気がある感覚です。

ブルゴーニュファン、ピノ・ノワールファンが知ったら、カルチャーショックを受けるかも知れませんね。

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 〔ヴィエ・ディ・ロマンスを美味しく飲むコツ〕

ジャンフランコさん

私〈Francesco〉のテイスティングコメントは、抜栓した翌日をメインに書き上げます。

この理由は・・・

1)抜栓直後は、どのヴィエ・ディ・ロマンスも風味の差を感じないため

2)抜栓翌日以降になると、葡萄品種の特徴がよく現れるため

だからなんです。

ただ、このワインは抜栓直後からでも楽しめるタイプですが、せっかくの銘酒を更に美味しく召し上がっていただくためにも・・・

1~2時間前に抜栓すると、ワンランクアップした「ピノ・ネロ」らしい香り・コク・余韻を楽しんでいただけます。

機会があればお試しください。

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ジャンフランコさん

こちらでご紹介するヴィンテージは2020年産と2021年産、2022年産の3つです。

ヴィンテージによって熟成期間等が多少異なります。

1)オーク樽(約228L)で熟成。
2020年産は14ヶ月(ステンレスタンク1ヶ月)
2021年産は14ヶ月、2022年産は14ヶ月

2)その後、瓶熟成。
2020年産は14ヶ月
2021年産は14ヶ月、2022年産は20ヶ月

でも、この全てがヴィエ・ディ・ロマンス:ピノ・ネロとして出荷される分けではありません。

オーナーでありエノロゴ(醸造家)であるジャンフランコさんがロット毎にティスティングし、納得しないものはロンゴルチスに格下げしてしまう・・・ということもあるんです。

このピノ・ネロも正にそのひとつで、全体を100本とすると約60~70本がロンゴルチスになる計算です。(概算)

言い換えれば、いかにパフォーマンスの高いワインなのかを知らしめる1本となっています。 

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ジャンフランコさん(右)〔注1:液面の高さについて〕

ジャンフランコ氏の信念で、どのヴィエ・ディ・ロマンスも、瓶内の空気を極力減らす(=酸化を出来るだけ防ぐ)ため、他社のワインに比べてコルク下いっぱいまでワインが詰められています。

その為、ちょっとした温度変化でも ワインが液漏れする場合 があります。

出来ましたら、セラーや涼しくて暗い場所etc.に保存してください。

〔注2:キャップシールについて〕

ヴィエ・ディ・ロマンスのキャップシールは、非常に強固なものが使われています。

ナイフ等でキャップシールを切り取る際、その切り口で指等を傷つけないようにご注意下さい。

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【産地】イタリア フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
(フリウリ・イソンツォ地域)
【生産者】ヴィエ・ディ・ロマンス
【タイプ】赤ワイン/フルボディ
【葡萄品種】ピノ・ネロ100%
【容量】1500ml
【アルコール度数】
2020年産14.5% 2021年産13.5% 2022年産14.0%

【料理との相性】各種肉料理etc.

【カンティーナの詳細】 ⇒ ヴィエ・ディ・ロマンス