ワイン・グローリアス

【ソムリエ〈Francesco〉コメント】

シチリア島の赤ワイン。 

太陽が燦燦と降りそそぐこの島で盛んに栽培されているワイン用葡萄、それが 

ネロ・ダーヴォラ種＝Nero d’Abola　です。 

ただ、ひと口にネロ・ダーヴォラ・・・といっても、千円～1万円以上と価格帯は千差万別。

一体何が違うのでしょうか。 

それは葡萄の収穫量や醸造の手間、また作り手の評判にも左右されますが・・・

こちらでご紹介するワインは「伝統」にこだわったワインなんです。

長年の経験から葡萄の個性と、それを栽培する土地の性質を知り、そこにはいったいどういう葡萄が適しているのかを探るワイナリーがあるんです。

そのワイナリーが醸すワインがこちらです。

◆2022　パッソ・デッレ・ムーレ
　*Passo delle Mule*

そのワイナリーは「ドゥーカ・ディ・サラパルータ」です。

ドゥーカ・ディ・サラパルータは数多くのワインを醸しますが、その中でもおすすめする【赤】ワインがこのパッソ・デッレ・ムーレなんです。

乾燥に強く、ゆっくりと完熟するネロ・ダーヴォラ種の成育に適したミクロクリマ（微気候）を持つシチリア島南部「パッソ・デッレ・ムーレ」と名付けられた畑で収穫された地葡萄を使い醸される限定醸造ワイン！

その味わいを紐解いてみました。

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グラスに注いだワインは、濃厚で深いルビー色。

ネロ・ダーヴォラ種としては、しっかり系の色合いです。
（右テイスト画像をクリックすると色合いが確認できます）

グラスに注ぐなり現れるベリー系の香り、そしてわずかにスパイスを感じさせる香りも現れます。

もちろん、樽熟成（10ヶ月）されていますが、過度な樽の香りはありません。

口当たりはひと言でいうと、まさに極上のネロ・ダーヴォラ！

濃厚で力強い味わいながらも、タンニン（渋味成分）はあくまで上品に寄り添い、凝縮された果実味がしっかりと芯を成しています。

2008年以降、数々の品評会で受章しているのも納得のワインです。

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このワインは、当店実店舗でもご来店いただいたお客様にテイストしていただきましたが・・・

> シチリアってもっと濃いと思ってたけど、とてもエレガントで驚いた！
> 色んなネロ・ダーヴォラを飲んだけど、このワインが一番バランスがとれてる！

とご好評頂きました。

同社には、やはりネロ・ダーヴォラ種で醸された「ドゥーカ・エンリコ」という銘酒もありますが、それを楽しむ時は特別な日で、

逆にパッソ・デッレ・ムーレは、気取らずに日常からお楽しみいただけるタイプと感じています。

ただ今、特別価格の期間中ですので、このチャンスにお試しくださいね！

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果実味、凝縮感・・・

どれもしっかりとしていていますが、余韻が優しいので「飲み飽きる」ということがありません。

ワインのみで楽しめますが、お食事とともにゆっくり楽しまれるのに最適な赤ワインと感じています。

私〈Francesco〉的には、やはり肉料理がお奨め。

ひと口の肉料理・・・と言ってもステーキやハンバーグ、BBQなど様々ありますが

私〈Francesco〉的には、「ローストビーフ」がおすすめ！

豊かなタンニン（渋味成分）と果実味を持つこのワインと馴染むアッビナメントです。

一度はお試しいただく価値ありですよ！

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【産地】イタリア　シチリア島
【生産者】ドゥーカ・ディ・サラパルータ
【タイプ】赤ワイン／フルボディ
【葡萄品種】ネロ・ダーヴォラ100%
【容量】750ml
【アルコール度数】14.0%
【料理との相性】各種肉料理、パスタ料理（トマトソース系）　etc.

【ワイナリーの詳細はこちら】　⇒　ドゥーカ・ディ・サラパルータ